大賞受賞だけど勝手に切なくなった2017年MAMA
2017年「Mnet Asian Music Awards(MAMA)」今年のアルバム賞
2017年は不正投票疑惑等で大荒れの中でEXOは「今年のアルバム賞」受賞。
大賞受賞でステージにあがったメンバーの空気感、「大賞獲った!やったぜ!!」じゃ全然なかった。
静かで穏やかではあったけど、落ち着いてこの賞を受け入れたような、自分たちの今を噛みしめたような、そんな表情でした。
5年目のアイドルで、どの賞にも全然コールされず、やっと獲得したアルバム賞で。この賞だって、この年のアルバムの売上は、バンタンがトップだったはず。なので、本当に辛くも獲得したアルバム賞なのかな、と。賞を獲ってうれしいはずなのに、気持ちは複雑でした。
始まる前から不穏な空気の2017MAMAで、運営に対する不信感も相まって。
2017年、もう完璧にバンタンに追い抜かされた…かもしれないなこれはもしかしたら…て思っていました、私は。
2016年は確かまだバンタンに追われている立場だったはずだけど。ヨジャも合わせたら最強TWICEもいたわけだったけど、それでも結果はEXOでした。
でも、この1年でK-POP界の勢力図は一気に変わってしまったのだと感じていました。
世界でも売れたバンタンの7人を、下から見上げるようになっていました。
実際、この年のMAMAのバンタンのパフォーマンスはものすごくかっこよかったですよね。
MIC DROPの冒頭、浮かび上がったシルエットが踊りだした瞬間、会場から「ギャーーッッ!!」という歓声というか悲鳴があがっていて。
黒スーツでさ、、反則でしょ普通に。
トップに君臨した感。自分たちが一番だという凄みを感じました。
EXOのパフォーマンスも素晴らしかったです。
若さで魅せるステージではなく、5年目だから魅せれる色気や余裕があったし、EXOらしい崩しすぎないずっしりしたパフォーマンスが本当に魅力的で素敵でした。
魅せ方を十分にわかっていらっしゃる、ベテランのメンバーたち。安心して観ていました。
でも、賞レースでは、K-POP界では、あんなに最強だったEXO無双時代は静かに終わりを迎えたと、私は感じてしまったのです。
「今年のアルバム賞」を受賞し、そして受賞コメントが始まるのですが、リーダーのスホが言うのです。
「疲れきってしまった そんな日がきたら美しかった僕らを思い出して」
これはEXOの楽曲、「power」 の歌詞の一部。
エクセルにそんなことを思わせる日がこないように音楽を続けていきたいって、続けて言うんですけど。
チャニョルは最初からもう泣いちゃっていたのですが、「メンバーと”今年はマジでがんばろう”って言っていた」と。
で、ベクは「なんで泣くの~、大賞獲ったんだよ!また来年会おうね」って言って笑うんです。
エクセルのやるせない気持ちとか、全部わかってるんだなぁと思ってもう泣きましたよね、生後1ヶ月の赤んぼ抱っこしながら。(第2子出産後で多少情緒不安定期であったのも相まって、ボロ泣きしました)
大賞なのに、すっごくすっごく切なかったです。
色々あった疑惑ありまくりのMAMAだったけど、でもK-POPの今がわかるというのは確かであり。
トップから降ろされた感、でも今年こそやってやろうという会話がなされていたこと、そしてエクセルを慰めるかのようなベクのスピーチ、スホさんの「一番美しかった時はもしかしたらすぎちゃったのかもしれないけど(一番じゃなくなったかもしれないけど)、そんな風に思わせないようにこれからもEXOやってくよ」というそんな意味がこめられていたかもしれない(私が勝手に妄想を暴走させてるだけかもしれないけどさ…!)、エクセルに寄り添った彼らしい優しいスピーチ。。。うわああああん…!!
2017年MAMAでは、EXOの静かな今を感じました。
で、大賞発表の瞬間、あの場にいたアーティストのきっと誰よりも先に勢いよく立ち上がって、弟グループの奮闘に拍手を送ってくれたSJのシンドンオッパ!!笑
優しい!
あの会場で、EXOの前にSJ兄さんたちが座っていたのですが、大賞発表を待つEXOメンバーたちにSJのお兄さんたちがうしろを振り返って「大丈夫だよ、大賞はきっとお前たちだよ、大丈夫!」みたいな感じで元気づけているFANCAMがあって、もうなんて心があったかいオッパたちなんだと…!
この次の日に行われたMMAでは、晴れやかな表情でステージにあがる彼らでした。
本国エリちゃんたちが本気出してEXOを支えていたのはさすがでした!
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