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ことほむの文化観光とAIとメタバースの雑多な記事

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時代考証やデザインやITとかWordPressとかAIの雑多な思考のメモ。「ことほむ」のみんなで書いてます。記事内容は…割とディープで、思考の整理に役立つかもしれません。
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#アニメ

いい加減気になった異世界ファンタジーのガラス技術時代感を、制作のプロとしてはそろそろ考慮して欲しいと思う(疲れてきた)

なろう系を原作とするビジュアライズアニメもかなりの種類になりました。 原作はテキストだし、公開されている時点では仲間内での共有で問題ないのでしょうが、アニメ化となるとその範囲を超えてきます。 ビジュアライズにあたっては、プロデュースをする側が気を使わなければ、近年はネット配信などで作品を輸出する機会が増加しているため、無知を輸出することとなります。 時代考証という作業は、単に煩型を黙らせるために行うのではなく、舞台となる世界と現代との違和感を構築することで、「空想」を遊ぶ余

忍たま乱太郎って、室町時代の時代設定がめちゃめちゃすごいんですよ。

忍たま乱太郎ってご存知ですか?  Eテレで放送しているらしい(※ウチ、テレビ受信機ないので最新情報わかんないですけど)結構長く続くアニメです。 アニメーションにせよゲームにせよ、戦国時代を舞台にした作品は結構あるのですが、忍たま乱太郎の背景美術とか、キャラクターの衣装とか、合戦場での風景とかって、かなり当時の風景に近い描き方してるんです。 逆アニメなんですけどね。 たまたまツイッターを見ていたら、忍たまが流れてきたので、(公式のTweetができたのでそちらに変更しました。

観光✕グロースハック・グロースマーケティング⁉

グロースハックの概念ってわりと観光に向いている、と思っていた時期が私にもありました。 わざわざ失敗例を最初に持ってきましたが、グロースハックで描かれるグラフの線形っていわゆる急成長。2018〜2019年のオーバーツーリズムのグラフ成長が似ているので、具体的にはあれが起こってしまうわけですね。 ネットの世界なら多少の混雑はサーバ増強とかのハード増強でなんとかなりますが、リアルな観光地では面積・供給できるサービス・観光目的となりうり文化財・自然などの傷みが激しくなるといった、

「擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD」の設定時代考証が気になった話。

2021年の春アニメ「擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD」。 明治64年という設定なのでSFです。現代に置き換えれば昭和5〜6年くらいの時代設定なので、昨年聞いていたリサーチ情報通りの時代感をぶつけてきた作品です。見始めたばかりなので、ストーリーはまだわかりませんが、結構面白いです。 小物の時代感がちぐはぐここからは他作品で同時期の設定時代考証をしたので、画面の中で気になってしまったことをちょっと書いておこうと。だからといって作品のレベルが

再生

Netflix YASUKE-ヤスケ-

設定時代考証に参加せてもらったYASUKE-ヤスケ-(MAPPA製作/Netflix配信)。ティザー予告編が公開されました。 イメージボードからシナリオ内でのセリフ、所作や陣の取り方など、SFですができるだけ戦国時代に近くなるように、資料をあつめて作画やレイアウトに役立てていただきました。とても素晴らしい作品になっていると思いますので、ぜひ見てください! Netflix YASUKE-ヤスケ-公式サイト https://www.netflix.com/jp/title/80990863 ことほむ 合同会社 https://kotohomu.com

魚乙女。なぜ男子はこうも女体化したがるのか⁉(いいぞもっとやれ)

note.comの新着タイムラインは面白いですね。こうしたプロジェクトを知ることができます。最初に見つけた記事が「シロギス」のキャラデザイン。なんだこれ? って読んでいたら、キャラ設定の現場を生々しく見ているようで面白かったのです。なんだか自分も高校生時分にこんな…って思い返してみたら、いやいやいや、ほんの数年前までこれと同じことをやってたじゃんって思い出し、なんか記憶が鮮明だったはずだと気が付きました。 さてこのプロジェクト。魚を擬人化かつ美少女にしていこうという試み。ウ

平成20年頃、各地の観光戦略で「物語化」が流行ったのだけど、令和になってちゃんと息してるでしょうか?

その頃信州の某市で新物語を紡ぐプロジェクトがスタートしたわけですが、紡ぐべき物語を見つける前にいろいろあってプロジェクトを出てしまいました。あれから10年以上、紡ぐべき物語は見つかったのでしょうか。

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