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ことほむの観光と文化財とメタバースの雑多な記事

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コンテンツ時代考証やデザインや時々ITとかWordPressとかの雑多な思考のメモ。「ことほむ」のみんなで書いてます。記事内容は…割とディープで、思考の整理に役立つかもしれません。
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富山の妖怪「ズドボン」とは!?

はじめに 妖怪キャラクター計画! 突然ですが、富山にゆかりのある妖怪をキャラクター化しちゃうぞ!というわけで、富山県史民俗編をあけてみる。 しかし、そこには有名所と並んで、全く知らない、検討もつかない妖怪の名前が…!謎を解明するために我々調査隊はアマゾンの奥地…いや、地獄の奥地へと向かった―――。(立山の地獄となにか関係ないかなぁ??) 富山県史に現る「ズドボン」 富山県史に「ズドボン」という妖怪が出現する。 一つ目小僧や小豆洗いといった、全国的にも知名度の高い妖怪と同

文化と観光とデザインと。(後)

(前)の続き。 散らかりっぱなしで前回書いちゃったんで、これはまとめ記事と後半にちょっと遊びましょーっていうお知らせ。(むしろそっちが主) 結局、文化財の保存と保護の問題世界遺産(World Heritage)や日本遺産(Japan Heritage)。「遺産(Heritage)」なんだよ。 これを「観光資源」にしようという動きがかつてはありました。まだ動いてるのかな? ところで、1970年代に全く同じ動きがイギリスであって、1980年代に遺産論争にまで発展した歴史が

続・さようならフリーランス。(四方山話的閑話その2)

前回の続き。といっても、ちょっと制度的なこととか。 パイルダー・インっボイスっ!…って、パイルダーオンやし。古いし。知らん子多いし。 免税事業者インボイス制度。2023年10月1日から導入予定! あっちゅう間です。あっと。@。 現時点では逐次導入と言ってますので、2023年だ。ガラッと変えるぜ。みたいなことは無さそうですが…。 法人側の立場から見たら、仕入税額控除は経理上大きな問題。外注さんには多分、インボイス出してね(はぁと)とお伝えすることになる。 ウチ(ことほむ

中小零細観光地の文化財と史資料の加工工程。(ことほむ 合同会社何やってるの?)

東京・大阪・奈良・京都といった国内外インバウンドの大観光地に、鎌倉・金沢・白川郷・飛騨高山・上高地・松本など羽田〜関空エリアに挟まれた中小観光地にその周辺の零細観光地。大観光地は上場企業のように博物館イベントに於いても(中小零細観光地の博物館と比較して)潤沢な(企画会社側の)予算があったりします。大規模な集客広報(あらゆるところに広告を出す)といったことや、企画展グッズの制作なども行われるわけですが、それ以外の博物館ではなかなか予算がかけられず、創意工夫によって涙ぐましい努力

イラストができあがるまで。

とある地域のリブランディング用イラストを制作しました。 今回はそのイラストができあがるまでを語っていきたいと思います。 イメージを具現化イラストのテーマは木曽義仲(源義仲)と巴御前。つまり平安時代です。まずはイラストの完成イメージを作っていきます。ここは紙と鉛筆でガサガサと作業。 このイメージを作りあげていく中で、疑問がいくつかあがってきました。それは大きく分けて3つ。 ・木曽義仲の甲冑について ・巴御前の装いについて ・馬について まずはこの疑問を解決していきます。