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魂と情緒性質

第18週の詩を読んだとき「自分の魂を 霊の衣装にするほどの形成力」というフレーズを深く感じたいと思った。こうして印象に刻まれた時点でフラグが立ち、ヒントになりそうなことに出合う確率はグンと上がる。

そんな中で読んだ アリス・ベイリーの著書に、以下のような記述があった。

活動性の属性は魂の主要な特性である。経験を求め、後に奉仕しようと努めるときに、人間に強烈な活動と絶え間ない努力を行わせるのはこの特質である。

アリス・ベイリー著「魂の光 パタンジャリのラージャ・ヨガ経典」

また、三界における活動性についてはこのように記されている。

活動性つまり機動性の特質は情緒つまりアストラル性質の特徴であり、これが優勢なとき、人生は混沌とした暴力的で情緒的なものになり、あらゆる気分と感情に支配される。それは主に欲求生活の特質である。

アリス・ベイリー著「魂の光 パタンジャリのラージャ・ヨガ経典」

多くの場合、人生の葛藤はここに生まれる。しかし、葛藤を繰り返す中で人が意識的になり、自分の情緒性質を理解し、それを統御するにつれて、その欲求をより大きな範囲、全体への経験へと方向転換したとき、魂に接触するようになる。

魂は情緒性質の高位様相であるという相関関係にあり、人を突き動かすものは何らかの衝動である。そのため一見、魂の衝動のように思えるアストラル反応が多く存在する。

何かをしたいという衝動が立ち上がってきたとき、それは個としての情緒性質からくるものか?より大きな範囲、全体を想う魂の特性によるものか?を自分に問うことで、混沌とするような過ちを回避できるようになり、例え小さなミスが起きたとしても、それを学びの糧にして歩みを進めることができるようになる。

魂を霊の衣装にすることを願うならば、魂の特性を正しく認識することは不可避だろう。そしてさらに高位の様相(霊)に意識を向けることは探求の原動力となり、魂の成長のために栄養を与えてくれるだろう。


龍⁈のような挿絵(トップ画像)と共に、第19週がはじまりました。

第19週
不思議な力で
新しく受けとったものを
思い出に包み込む。
それが  私の努力の  さらなる目標だ。
この目標が  私の内部の力を
呼びさまし
成長する私を  私自身に授ける。

ルドルフ・シュタイナー著「魂のこよみ」


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