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【ドラマ土23時】恋する警護24時 第四話 弁護士と警護という設定に疑問を持った話

辰之助の過去の事件について、犯人と接触できる機会が巡ってくる。しかし、ほんの少しのミスで相手に悟られ、計画は失敗に終わる。計画をダメにしてしまった責任を重く感じる湊は実家からの呼び戻しも重なり、辞めると言いだす。そんな中、里夏はみんなで事件を解決しようと言いだし……。

進みそうになったらまたダメになり、というもどかしい速度で進む辰之助の事件。その中でも里夏を守るべく辰之助は任務もしっかりと遂行する。湊の人騒がせな姉が訪ねてくる場面では、大きな物音を警戒した辰之助、椎谷、湊の三人が即座に立ち上がり、警棒を伸ばし警備につくなど、視聴者へのサービスともとれるような描写が登場する。

しかしながら、里夏が弁護士であるという設定がいまいち活きてこないと感じた今回。辰之助の事件のため、法に詳しい里夏が協力してくれることは強い味方とはなるのだろう。しかしながら、辰之助が張り付いて警護を行っている間、里夏が弁護士らしく活動している描写が極めて少ない。部下と恋の話をしたり、漆原社長にときめいたりしているばかりである。さらに、湊の姉が訪ねてきた場面では、失礼な物言いに腹を立て、言い返すという長台詞もある。いつもは迷惑そうにしている辰之助たちへの本当の想いが分かる描写となっただろうが、相手を圧倒するほどの迫力にかける。

命を狙われている弁護士とそれを警護する人にしては、フワフワとのんきに過ごす場面が多すぎて、緊張感がない。この先、辰之助が警護としてしっかりと務めを果たすことや、さらには里夏が弁護士として圧倒的な存在感を発揮してくれることを期待したい。

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