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【ドラマ月22時】春になったら 第四話 今を生きる、ということ

「神に謝る」というリストの項目を達成するため、同級生の神くんを探す雅彦と瞳。雅彦は神くんを訪ね、謝ることに成功する。しかし、神くんの方にも謝りたいことがあると知り、それが何なのか分からないままモヤモヤとした日々を過ごす雅彦と瞳。
一方、一馬は芸人を辞め、塾の講師になる。瞳と結婚するための自分なりのけじめのつもりだったが、龍之介に「後悔する」と言われれば、諦めきれないところもあり……。

同級生の神くんに会うことができた雅彦。謝りたいことはほとんど覚えていないような些細なことだったが、雅彦は無事に謝ることができる。それに対し、神くんもずっと胸に秘めていたことを話し、雅彦に頭を下げる。神くんがしてしまったことは雅彦の人生にも影響するような大きな出来事であったにも関わらず、雅彦は一切覚えていない。それだけ、きれいさっぱり許してしまえていたのだ。校舎の中、昔のように笑い合う二人を見た瞳は、長年の友達って本当に良いものだと思う。

雅彦がやり遂げたいと思うリストの項目には、雅彦が生きてきた道のりが刻まれている。瞳はそれに付き合い、その項目を一つ一つクリアしていくことで、人生にとって大事なことを少しずつ学びなおしているようにも見える。雅彦は、瞳とともに歩むことでそれを教えようとしているのかもしれない。
四話冒頭で出てきた、「いつか死ぬから今を生きる」という言葉。誰にでも共通して言えることだ。後悔しないように、大切なものを大切にして生きていく。そんなことを知らず知らずのうちに教えてくれる第四話となった。

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