137.まにまに
『まにまに/r-906』
少し前に話題になっているなと思っていたのですが、
ボカコレ2022春の優勝作品だったそうです。
反響する声とドラムンベース。
サムネからは想像できない意外な音。
でも、それがまた良いです。
構成の思い切りが半端ない。
展開はほぼ、間奏とサビメロディのみ。
間奏は繰り返しの多い中毒性のある音。
そして、待てども待てども、Aメロが来ない。
そうやって、じりじり待たされてから、
華やかなサビに一気に突入。
構成やメロディセンスが強いのは勿論ですが、
我慢の時間である間奏を聴かせ続けることができる点も凄いです。
この構成、思いついても体現するのは実力がないと無理だと思います。
意外なサムネですが、実は歌詞との相性がとても良いです。
歌詞に引用されている百人一首を読むと、内容が深まります。
三日月ステップと同じ作者さんだったんですね。
三日月ステップも好きだったけど、今回の曲で更に好きになりました。
私は2010年代前半のボカロをよく聴いていた人間ですが、
昨今のボカロは音楽性が挑戦的な作品が多くて面白いですね。
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読んで頂いて、ありがとうございました。それでは、また。
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