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よわい、弱い、歯、齢

実はうちの家系は歯が弱い。
(弱いって入力したら歯が出た!すご!)

おとんもおかんも60歳過ぎた頃には部分的に入れ歯を入れていた。

そんな二人の子供だから、
(DNA的にってこと。後天的な「歯磨き頑張れば…」というのを無視して話を進める。)

30代、親知らずを柱にしていた奥歯ブリッジがその支柱である親知らずの成長過程によって、柱の役目をリタイアせざるを得ない時に、歯医者さんから一大決心を迫られた。

まだまだおとんやおかんの齢(これもよわいで変換する。すごいな日本語)には遠い、若い自分として「入れ歯」の選択肢は全くなく、入れ歯を何年かに1回作り直しをするのならば、と「インプラント」を選んだ。

その時代は正社員で働いていたし、「払えますね。」というのも大きい。

インプラントをしている方ならここでインプラントトラップにはまっていく(?)わたしの姿を容易に想像できるだろう。

しかもわたしはよわい「歯」の家系であり、そこに「齢」が重なってくる。プラス、当時のインプラント治療にはある程度の期間、そこに「歯」がないから、他の「歯」に負担がかかってくる。

一気に年月を飛ばすけれども、とにかく、インプラント治療はその部分だけでは治らなかったということ(それをここではインプラントトラップと呼んでいる。正式名称ではない。)

前歯にもインプラントが入っている。

その前歯がいきなり取れた。上の歯だ。

いまさならが知ったのだけど。上のインプラントは、差し歯と支柱が金属か自分の根っこかが、違うだけで装着方法はおんなじってこと。

取れる!!!!(こともある)

わたしの中ではあり得ないことが去年起きた。しかも泳ぎ終わったプールサイドで、いきなり、カツン!ってタイルの上で音がした。いきなりやってくる、風通しの良さ。

人は知ると弱くなる。

治療後も直ぐに取れて、それから数ヶ月がすぎたけれども。かぶりつく、ことが怖くて仕方ない。

それなのに。
かぶりつく、というのは食の味わい方に大きなウェイトをしめているよね。

元々フランスパンにかぶりつく、ことはないけれども。

肉まんとか。ドーナツとか。ホットドッグとか。etc。
とにかく「差し入れ」系に「かぶりつく」シチュエーションが多い。
「ちぎれる」場合はちぎりますよ、サンドウィッチとか、クッキーとか。

「よわい」という辞書(わたし監修)にもう1つ単語が加わった。

前歯のインプラントと書いて、振り仮名は「よわい」。



※現在、わたしが作った時よりも技術が発達して「強度」が上昇したそう。
「次」落ちたら、「即」作り直そうと心に決めてます。
そういえばドラマ「婚活1000本ノック」で差し歯が取れた婚活相手が出てきたけれど、あれを見て今回の記事を書いています。笑えませんでした。作り直すから!という強い気持ちがちょっと弱気になった、それが今回の記事のきっかけです。





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