東北大学化学バイオ工学科の私が、長期の留学を諦めた話


こんにちは、大学4年で2020年度に入学したものです。
高校生の時から、長期の留学に行くことが夢だった私が、ベストタイミングでその夢を実現させることを諦めた話を紹介したいと思います。

私が所属している化学バイオ工学科では、4セメ(2年生の後期)に長期で留学ができるようになっています。私は、大学入学前から、この時期の留学に参加したかったですが、長期の留学を諦めた理由は3つあります。


1.コロナ

まずは、コロナです。
しかし、コロナの先行きがわからず、どの段階で対面の留学ができるかが全く分からない状況でした。
オンライン留学を二回経験し、対面で留学できないのであれば、留学はしたくないと思っていたので、留学を諦める代わりに、コロナだったからできることとして、大学の部活で、1,2年の代表を務めることにしました。

2.大学のレベル

2つ目は、留学先のレベルを気にしすぎていたからです。
留学先は、英語のスコアや成績で足切りされることがありますが、それらが、十分に良いという訳ではなかったため、レベルの高い大学に行くことが難しそうだと思っていました。(というか、行きたい大学に行くためには、成績とスコアを必死にシビアに取らないといけないので、それがかなりのストレスになっていました。)

そのため、そこまでレベルの高くない大学に行くくらいであれば、日本で勉強した方がよいと思い、留学に対して、少しの迷いがありました。

あと、単純にハーバードとか、スタンダードとか名高い大学以外で素晴らしい大学の存在を知らなかったのもあります。UC バークレー校は、世界でも有数のトップ大学ですが、それを知らずに、東北大学から行ける留学先は、そこまですごいものだと思っていませんでした。もっと、この研究は、この大学が強いとか、自分の目的に合った大学を見つけていれば、どんな手段であっても、そして、留学に行ける希望が小さくても頑張っていけていたかもしれません。
実際は、どのレベルの大学であっても、異国の地で学ぶという経験は代えることのできない、かけがえのない経験になると思います。

3.院免

最後は、化学バイオ工学科の院試免除を気にしすぎていたからです。
化学バイオ工学科には、成績の累計ポイントが上位20位以内かつ、実力テストが上位20の生徒の大学院試の筆答試験を免除するという制度があります。
これを入学当初から、何度も説明されており、こんな競争社会に生きてきた私たちにとっては、筆答試験を免除してもらいたいという思いだけではなく、単純にステータスとして、目指さずにはいられないものでした。

この成績上位者は、GPAではなく、GPTで、成績の平均ではなく合計によって決められるので、授業を取れば取るほど、上位に入りやすくなります。

そのため、4セメで留学へ行き、授業の数がほかの人に比べて少なくなってしまうことを危惧して、留学に対して迷いが生じていました。

以上の3点から、4セメでの長期の留学を諦めました。

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