THE BEATLES FOREVER(7)
ビートルズの音源の知識は、西新宿のCD屋さんや今は無くなってしまった原宿「GETBACK」に通ったおかげで徐々に増えていきました。
そんな時「ザ・ビートルズ・アンソロジー2」が発売されます。
今では懐かしいアナログな感じが時代を感じさせるもので、リリースまでの足跡がわかる1枚になっています。
今回はその中の何曲かについて書いてみたいと思います。まだ、アンソロジーシリーズを聴いていない方のお役に立てば幸いです。
ジョン・レノンのドキュメンタリー映画『IMAGINE』に使われた「Real Love」。
ポール・ジョージ・リンゴによって仕上げられたこの曲は、「Free As A Bird」よりジョンの声がはっきり聞こえます。ジョージ・ハリスンのギターソロも決まっていますね。
リンゴによるボーカルの「If You've Got Trouble」。
P・J・プロビーに贈られた「That Means A Lot」と共に未発表曲です。
「Yesterday」(Take1)。
ストリングスのないギターのみのバージョン。歌詞がちょっとリリースバージョンと違っているんですよね。
「I'm Looking Through You」(Take1)は、Rubber Soulと違ったアレンジが面白い。Why tell me why〜の部分がまだ作られていません。
「12 Bar Original」。
4人によるインストゥルメンタルナンバーで、元々7分近くある曲ですが、2分55秒で編集されています。
「Tomorrow Never Knows」(あまりにもシンプルなTake1)。
ここからリリースバージョンに変化するとは、さすがです。
「Got To Get You Into My Life」(Take 5)は、まだブラスアレンジがない初期バージョンで、シンプルなロックという感じでしょうか。
「And Your Bird Can Sing」(Take 2)。
アレンジは固まっていてジョンとポールが笑いながら歌っているのが微笑ましい。仲良しが伝わってきて聴いているとうれしくなってきます。
「Taxman」 (Take 11)。
ほぼ完成形。ジョージの曲にコーラスを入れてる時のジョン・ポールの貢献度が頼もしくて良いですね〜
「Strawberry Fields Forever」(Demo Sequence)、(Take 1)、(Anthology 2 Version / Take 7 And Edit Piece)は、デモから始まって3曲入っていますが、個人的にはアップテンポにしてキーも変えたブラスアレンジバージョンも入れて欲しかったなぁと思いました。
「Only A Northern Song」はSgtに収録されなかったジョージの曲。SEなしでステレオで編集されています。
「You Know My Name (Look Up The Number)」。「Let It Be」シングルのB面はモノラルでしたが、初のステレオ収録っ! 編集も違っていて、かなり楽しめます!!
「I Am The Walrus」は、ジョージ・マーティンによるブラスパートがまだ入っていないです。
「Across The Universe」(Take 2)。
原曲キー(D)のアコースティックギターによるシンプルなバージョン。なんとも美しいではないですかっ!
ほかにも、日本武道館のライブ音源や「サージェント〜」「マジカル〜」のアウトテイクなど聞き応え充分!!
アンソロジーシリーズの中では一番好きかもしれません。
いやー楽しくてしようがないっ! と当時の私は「ザ・ビートルズ・アンソロジー2」を聴いて子供みたいにはしゃいでいました。
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