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THE BEATLES FOREVER(3)

よし! レコードは全部揃ったぞっ! マコちゃんのど〜んと聞いてみよう!←欽どん風。知っている人は同世代! 笑

ということで「プリーズ・プリーズ・ミー」をレコードプレーヤーにかけてみることにします。

私が思うにレコードの醍醐味は、歌詞カードを見ながら、歌いながら、順番に聴いていくことにつきます。

今の時代ならボタンひとつでスキップしたり、曲の順番もアラカルトに設定できてしまうのですが、それも便利なのか? 味気ないのか? 意見のわかれるところでしょうか。。。

レコードは、針を上げ下げするので無理をすると盤に傷をつけてしまうのが怖いところです。
集中力は半端なく、次にかかる曲を脳が覚えてしまうところが、カ・イ・カ・ン←薬師丸ひろ子風。知っている人は同世代!

ビートルズ初期作品のステレオは、左右でボーカルと演奏が別れているミキシングが多く、後に多くのアーティストがこのミキシングをあえて採用したりしていました。

楽器を演奏する人には音をとりやすかったのでとてもありがたかったです。ヘッドホンで聞くことの多くなった現代には違和感しかないかもしれませんね。

A面からB面にレコードを引っくり返すインターバルは、ちょっした“沈黙”が多くの想像力を掻き立て、次の次元へ導いてくれるのです。

特にサージェント・ペパーとアビー・ロードのA面からB面にレコード盤が変わる瞬間はまさに「神」! 曲の振り幅が凄い!!
エアチェックしたカセットテープでさんざん聴いていたはずなのに、すべてが新鮮で、ビートルズのサウンドに圧倒されてしまいました。

「プリーズ〜」から「レットイット〜」まで、わずか8年でここまで変化にとんだ楽曲を発表したなんて、とても信じられない事です。こんな多彩なバンド、今までにあったでしょうか。。。やはり只者ではない感半端ありません。

「プリーズ・プリーズ・ミー」「ウィズ・ザ・ビートルズ」にはブックレットまでついていました。

ビートルズは、シングルレコードとアルバムの区別をつけていたのですが「ラバー・ソウル」以降は特に顕著で、明確にアルバム全体のサウンドが楽しめるというよりアーティスティックな方向性へと変化していってます。

デビューからわずか4年であの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を作り出したのは、奇跡なのか。必然なのか。。。

そして、「ビートルズ」通称ホワイトアルバムでは、至ってシンプルな楽器編成とバラエティに富んだ楽曲に打ちのめされますが、「レボリューション9」を飛ばすのは、もはやビートルズあるある(笑)。そして「アビー・ロード」で大団円を迎えるのでした。

今思えば、この頃はほぼビートルズ一色だったかな〜と懐かしく思い出します。

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