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「私の小さな人生」チューリップ編(1)


昭和の時代。母親が音楽好きということもあり、テレビからは美空ひばりや小林旭など歌謡曲が常に流れていました。

子供の頃から歌番組をよく見ていて、天地真理、南沙織、小柳ルミ子、西城秀樹、野口五郎、郷ひろみ、歌謡曲、演歌、フォークソング、とにかく何でも聴いていたものです。
布施明の「シクラメンのかほり」を見た時、ギターを弾きたい衝動にかられ、母親にねだって買ってもらったまでは良かったのですが、ギター初心者の僕は、なぜかクラシックギターを買ってしまい、チューニングもうまくできずに投げ出してしまったことは今でも苦い思い出です。お母さんごめんなさい。

テレビと平行してラジオの深夜放送もよく聴いていました。セイヤング、パックンミュージック、オールナイトニッポン。運動はあまり得意ではなかったこともあり、インドア派の僕は音楽に囲まれた生活をしていたのです。

ある時、ラジオから流れてきたチューリップ風のメロディ」に衝撃を受け、アーティスト・バンドに興味を持ち始めました。
財津和夫と姫野達也のツインボーカルの曲で、ライブ演奏となると曲のラストには安部俊幸のソロギターがカッコよく決まっています。
当時のLP「MELODY」を購入し、デビューアルバムの「魔法の黄色い靴」まですべて揃えました。
心の旅」「サボテンの花」などのヒット曲を何度も聴きなおしてはチューリップサウンドにはまっていきました。

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