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小さな泡がシュワシュワと、グラスの中で弾けて消える。 ちょっと強めの炭酸は、夏の間ずっと…
守れない約束はしないほうがいい。そう言ったのはあなたの方だ。 ひとりにしないと言ったのに…
このままでいいはずがない。そんなこと、わかってる。 勇気をもって前に進むか。諦めて引き返…
私の姿は誰にも見えない。だから、いつもひとりぼっちなんだ。 私の声は誰にも聞こえない。だ…
朝が来て、目覚めて、ひとつあくびをして。そんな1日の始まり。 特別なことなんて何もない。代…
いつもの席に腰を下ろし、お気に入りのミルクティを頼んで ゆったりと本を開く。控えめなBGMも…
「あなたはだあれ?」きょとんと首を傾げ、つぶらな瞳で僕を見上げる。 「ついてくるかい?」と聞けば、「もちろん!」と僕の足にすり寄った。 何もかも失くした僕に、キミは、小さな光をくれたね。
強い陽射しに煽られて、ガラにもないことをした…と思う。 後悔なんてしていない。でも、顔を…
過去は変えられない。どんなに悔いても、起こったことを取り消せない。 そう思っていたのに、…
どうしたら追いつけるのだろう。背中を見続けたあなたに。 近づきたくて、けれどいつも届かな…
緩やかに過ぎていく時間がもどかしくて、時計の針を進めたくなる。 早くあなたに会いたいのに…
ずっと隠れるように生きてきた。なるべく人目に触れないように。 きっと驚かせてしまうから。…
ふと立ち止まって振り返る。キミの声が聞こえた気がして。 そんなことあるはずないとわかって…
まっすぐに私の目を見て話す。そんなあなたが好きだった。 視線をそらして言い訳ばかりを口にする、今のあなたをじっと見る。 そこにはもう、あの頃のあなたはいない。いなくなってしまった。