死にぞこない
僕はいつか死ぬ そしてもう二度と産まれてくる事はない
その事実とどう向き合うか その現実とどう対峙するか
僕にはまだその答えに辿り着くための筋道すら用意出来ていない
僕の代は僕で終わり 終わりなのだから次はない 次がないという事はつまり僕が僕として生きていられるのは今だけという事――
そんな当たり前をどう呑み込むか そんな当然をどう噛み砕くか
僕にはまだその理解に及ぶだけの知能も経験もない
(2020.9.13)
読んでくださる方にとって、いいと思える「詩」が一編でもありますように。