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淡々とやる人が、すべてを手に入れる

なんか、そんな本ありましたね。

ああ、これだ。なるほど「すぐやる人」もいいですが、わたしが思うのは「淡々とやる人」です。調子が良かろうが、悪かろうが関係ない。もうやるって決めたんだから、あとはその仕組みをつくって、淡々と進めていく。調整はやりながらかけていく。


これが、一番強くないですか。すべてを手に入れるかはわからないけど。

そりゃ、わたしだってありますよ。「あー、今日はなんか筆の調子わるいな」「やっぱりよく寝なきゃダメだな」書きながらも「んー、このネタ思ったより広がらなかったな」「あれ、前にも同じようなこと書いたっけ?」100記事も書いてれば、いろんなことが起こります。


その度に「これはいったいどういうことだ・・・」なんて悩んでたら、毎日コンテンツはつくれません。

いちいち立ち止まってる場合じゃないんです。すぐ、明日はやってきますから。一度「これでよしっ」ってリリースしたら、振り返りや反省はしつつ、何より考えるべきは次のことです。4年に一度のオリンピックじゃないんだから。


野球なんか、わかりやすかいもしれませんね。

たとえば大谷翔平選手、前半戦はものすごい勢いでホームラン量産してたけど、このところバッティングが下降気味。かたや、いっときは戦力外(?)にまでなった筒香嘉智選手、移籍後はバカスカ打ちまくって、見事な復活劇でした。


きっと、あのレベルの選手だって、調子がよければ気分も上がるだろうし、結果が出なければガクッとくるでしょう。だって、同じ人間だもの。

でも、一喜一憂しない。必要以上に反省しない、クヨクヨ振り返らない。だって、明日も試合はあるから。また打席は回ってくるから。大事なのは、次の打席、もっといえば目の前の一球に集中することです。過ぎたことは何したって変えられないけど、未来はコントロールできますから。


バッティングは生き物、水物なんて言うそうです。どんな一流選手も、好不調があるってことでしょう。だからこそ、年間160試合くらいやるんだろうし。結局は、シーズンを通してどれだけの成績を残したかが大事なわけで。

最近、ライティングも似てるなって思うんです。「えっ、野球のバッティングとライティングが似てる?」はい、聞き間違いじゃありません。


まず、調子に波がありますね。これはもう書いた通りです。つぎに自分の型(スイング)を持つことが大事ですね。文体や語り口はもちろん、うちの記事を見てもらってもわかる通り、構成には大枠のフォーマットがあります。もちろんたまに遊びますが、大きく崩すことはありません。

あと、肩に力が入ると上手くいきませんね。書くのもいっしょ。頭よく見せようとか、この記事で勝負だとか、邪念があるとロクなことになりません。


ね、調子に波がある、自分の型が大事、肩に力が入るとよくない。おまけに「ティング」の四文字まで同じ。クリエイターとアスリートは似てるなんて言いますが、もはや親近感しかありません。

ちなみに彼らが調子を落としたとき、自分のいいときのスイングを映像で観るように。わたしも上手く書けて、評判のよかった記事を読み返します。勘を取り戻すってことですね。


というわけで「淡々とやる人が、すべてを手に入れる」でした。

あと、大谷選手や筒香選手の話の後でなんですが「すごい人を見ても気にしない」っていうのもあります。誰しも、とんでもない人を見ちゃうと「それに比べて自分は・・・」って思っちゃうもんです。ライティングやSNSもそうでしょ。


わたしだってありますよ「どうすれば、こんなにわかりやすく書けるんだよ」とか、音声配信聴いても「どんだけ頭の回転速いんだ、こんな人に敵うわけないわ」とか。

でも、そんなこと言ってたって、しょーがないですから。前に書いた「腹を括ってからが、本当のはじまりだと思う」ですよ。どれだけ他者をうらやんでも、自分にないものを数えても、あるもので勝負するしかないんだから。


それに、忘れちゃいけないのは、すごい人もいきなりそこに立ってるわけじゃないってことです。

同じように憧れの人がいて「いつかあんな風に」って思ってたはずなんです。どーしても、活躍してるときに注目って集まりますから、スターの道のりは順風満帆に思えるけど、そんなわけありません。「今に見てろよ」と思って、砂噛んでた時代があるはずなんです。


わたしを含めて、これ読んでる人の多くは夢の途中。いつかなりたい自分になるために、やるべきことを淡々とやりつづけましょう。これが何になるんだろう、この一歩に意味があるのかと思う日もあるでしょう。結果なんて、そう簡単に出ないから。

でも、思い出してください。どんなクリエイターにも、アスリートにも、必ずそんな日々があったってことを。そこで止めなかったから、今があるってことを。


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