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🍜ラーメン俳句王決定戦2023(その①)🍜

暖簾や看板を見かけるとついつい食べに寄っていってしまう、悪魔的な食べ物。
『ラーメン🍜

日常の出来事や風景からの心象をモノに託して、十七音に収める文芸。
『俳句📒🖊

この最強とも言える二つのコンテンツが夢のタッグを組んだ、
『ラーメン写真俳句✨』

今回、今年の1/171/31に自身のTwitterにて投句募集を行ったところ、
103杯のラーメン写真俳句が集まりました!
たくさんの御投句、ありがとうございました😊

「ラーメンはスープまで美味しくいただく」
の自身の流儀に則って、
一句一句を全て美味しくいただいた結果、

お一人様の一句以上を何らかの選に該当するよう、選句を実施することといたしました✍️
まさに、「ラーメンは詠み物」❗️

また、今回は投句制限を設けておらず、お一人で複数選に該当している場合もあります。
悪しからずご高覧いただきますと幸いです。

では初めに、今企画に集まった季語をご紹介。
今回も春、夏、秋、冬、新年、と勢揃いでした!さすがはラーメン俳人👏
(※子季語は親季語に統一しています。)

春、春日、春日和、春昼、春の風、木の芽時、春の月、春三日月、霞、春愁、
二月、春浅し、鳥雲に入る、
蒜、韮、
三月、踏青、鶯、卒業、昭和の日、

夏、不如帰、麦、風光る、肌脱ぎ、炎熱、蓮華、

秋、秋麗、月、秋風、赤蜻蛉、生姜、酢橘、良夜、残暑、うそ寒、

冬、冬日、冬灯、冬の夜、冬の星、冬銀河、天狼、冬の雷、凩、たま風、冴ゆ、冷たし、冱つ、息白し、スキー、葱、牡蠣、寒卵、
立冬、小春、初雪、神農祭、
風花、雪晴、雪女、寒夜、寒波、大寒、寒紅、冬深し、冬温し、冬の果、一月尽、三寒四温、草城忌、日脚伸ぶ、春隣、春待つ

新年、三日、七日、餅間、初閻魔、初旅、

また、発想(類想)としてはこれらが多かったようです。
・◯◯の香りに包まれる
・三分待つ
・季節(季語)を食べた
・一人で静かに食べる
・自分流の解説
・迷う、これにした
・◯◯が好き

それでは、選の発表に移ります!
今回も写真俳句ということで、写真を加味した選を行っております。
①ラーメンフォト賞 二十四句
②ラーメン俳句ミシュラン一つ星(佳作) 二十一句
③ラーメン俳句ミシュラン二つ星(秀逸) 五句
④ラーメン俳句ミシュラン三つ星(特選) 三句
⑤ラーメン俳句王 一句
なお、ラーメン俳句王は神々しい存在であるため、
特選よりも上の最上位としています❗️😆

では、下記より発表〜!
(※見るとお腹がすくと思うので、お菓子など摘みながらご覧ください)



①ラーメンフォト賞 二十四句

※敬称略、順不同
※俳号の記載無かった方は、過去ツイートより拝借


もう迷わない冴ゆる夜の中華そば
くま鶉


炎熱や酸辣湯麺(大)無敵
小だいふく


アブラマシマシてふ呪文寒波来る
朝月沙都子


ラーメンにお酢かけ君は春の月
シュリ


凍つる身の芯背脂に包みけり
平良嘉列乙


チャルメラを作るや知恵熱の寒夜
高橋寅次


凍つる夜や北極の熱血を紅く
だん がらり


雪晴や赤坂離宮カップ麺
Q&A


卒業パーティー〆はおうちの味噌ラーメン
千代 之人


肉盛りの下のスゥプや寒波来る
豚々舎休庵


大寒の叉焼甘しチャカ・カーン
オキザリス


大辛のけふはまろやか初閻魔
秋野しら露


ソーキそば生姜は嫌い色は好き
葉月庵郁斗


凩のガード下より豚骨臭
幸田柝の音


持ち上げる麺を裹むやすだちの香
久保田凡


あっさりと汁飲み干していた残暑
紅藤子


松ちやんもへろへろすする良夜かな
山本先生


冬晴やのの字の向きに回しましょ
さおきち


味噌キムチラーメン食べて別れたり
ぽっぽ


待春や午前一時の味噌バター
たーとるQ


担々麺の客らあふるる餅あはひ
充子


湘南を待たせラーメン底に夏
麦のパパ


新年や初ラーメンは新潟発
亀田かつおぶし


春待つやラーメン辛さ控えめで
着流きるお

続きは次回のnoteにて!
乞うご期待!

記:登りびと