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ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』2024観劇記録

2024.7.4 13:30~大阪公演

めっっっっっちゃ良かった。


この日のメンバーは
ロミオ:小関裕太
ジュリエット:吉柳咲良
ベンヴォーリオ:内海啓貴
マーキューシオ:伊藤あさひ
ティボルト:水田航生
死:栗山廉

Wキャストだからどの回にするか悩んだけど推し含めアミューズ俳優を観たかったので。

⚠️舞台が好きな人の感想というよりは俳優オタクの感想です。


推しが。小関裕太が、王子様すぎた。恋じゃん。

去年舞台のロミジュリを観たので、ミュージカルもああいう感じなのかなとなんとなく想像していた。
去年観たのは高杉真宙くん(ロミオ)と藤野涼子さん(ジュリエット)の舞台。

そして私はロミジュリの内容をなんとなくしか知らなかったのでこの舞台の知識が基となっていた。
全然違う。
そもそも歌って踊る、役者も脚本も演出も違うのでそれはそうなんだけど、でも本物のロミオとジュリエットがそこにいた。

去年観たロミオは、モンタギュー家の中でもあまり目立たないイメージで、ジュリエットは大事にされているお嬢様で、二人は勇敢に両家の反対に立ち向かう少年少女という印象。ティボルトは両親に信頼されているけど幼稚なところも残っていて争いがちなのが難、マキューシオはおちゃらけてるけど友達想い、ベンヴォーリオは面白くて安心素材(言い方)だと思った。
今回のロミオは家族に愛されていて優しくてたらしで、ジュリエットは自分の意見がはっきり言える強い女の子、守りたいこの二人、という印象。ティボルトは女遊びしていて余裕かます感じ、マーキューシオは舞台のときと似てるけど攻撃的なところもある、ベンヴォーリオも舞台のときと似てるけど周りをちゃんと見てる感じ。

ミュージカルのロミジュリってとても現代版なんですね。そこに驚いた。モンタギューみんながデニム素材中心でキャピュレットが全体的に赤い、特にダンサーの方の派手な衣装。ベンヴォーリオがスマホ出したときびっくりした。みんなスマホ持ってた。お母さまが「ジュリエット、スマホはやめなさい。」って言うところを聞けるとは。ロミオがアドレス教えてって言ったから普通に連絡取れちゃうんじゃ?って思ったらジュリエットのスマホは父が管理なのもあぁ~時代~。
ベンヴォーリオ死んだふりの時に「AED!AEDを!」って叫ぶとこ笑った。AEDもあるのか。あと舞踏会、仮面の攻撃力高くない?ミラーボール出てきてノリノリなアップテンポ曲流れてきて激しめのダンス。ここクラブ?現代すぎる。

最初に両家夫人の歌声で一気にミュージカルの世界に。綺麗すぎる。

本来なら過去のミュージカルロミジュリと比べてみるべきなんだけど、舞台版とのイメージの違いを書きます。

小関ロミオ

王子様すぎる。語らせてほしい。前半は自分語りなので興味なければスルーしてください。
まず座席の話からさせてほしい。事前に「客席降りあり・下手側が人気」という情報は得ていたんです。そして運が良いことに私の席は前方の通路側でさらに下手。この時点でワクワク。ただ、誰が通るのか分からなくて、争いの中で誰かが通路を走って通り抜けていくのかな~と想像してた。そしたら始まってすぐ、静かな中で客席のみんなが後ろを振り返り始めて、意味が分からないまま私も後ろを見た。真後ろ、至近距離にデニム姿が見える。まさかと思い顔を見る。推しがいる!?!?!?!?!?
推しが後ろから歩いてきた。真横を通った。距離30cm?私パニック。ステージに上がるのを見送る。つもりが、ロミオ私の一つ前(一段下)で立ち止まって数秒歌う。どれくらい近いか、真上見上げるくらい。オタク死ぬ。
ライトに照らされていて横顔が美しかったです。肌綺麗すぎ。自分マナーモードのバイブ並みに震えていた。悔いは無い。
後日知った、あれはロミオロードと呼ばれているらしい。
最近の自分、推し関連の運が良すぎている。

小関ロミオ、ふわふわしていた。かわいい。去年観た真宙くんのロミオは線が細くて一生懸命なところから少年っぽい青年って感じだったけど、小関くん体格がしっかりしてるほうだし毎回「ハロー♪」って登場しそうな感じ。青年というか大人というか。めっちゃモテるじゃん。Wキャストの来夢くんロミオはどんな感じか分からないけど、小関ロミオは確実に、あれは無意識のうちにヴェローナの女たぶらかしてます。ずるい。
舞踏会でキスしようとしてジュリエットに逃げられたときの表情可愛すぎた。
ジュリエットがロミオに名前を捨てて、それか私が名前を捨てるって言うことに対してロミオ「恋人と呼んで。僕の新しい名前だ。」って言うの、ずるい。(2回目)
「結婚して」って言って終わりかと思ったら改めて丁寧に「結婚してください」って、「はい」一択。喜びで二回鉄骨に拳「ゴンッ」ってぶつけてたの面白すぎる。痛そうだった。
バラ咥えてる!?
おやすみのキス!?
最後に投げキッス!?(綺麗なチュッて音聞こえて被弾)
この三連、少女漫画すぎる。罪です。

小関くんが毎回ステージから走って消えるときの全力疾走(?)、好き。

小関くんの歌声、のびやかでとてもいい声だった。めちゃくちゃ良かった。小関くんの生の歌声は以前一度だけ他のミュージカルで聞いたことがあるけど今回の声がすごく綺麗で好き。どうやら今までの公演の中でも今日の小関くんかなり調子良かったようで、その素敵な声が聴けたことが嬉しい。それとダンス。みんなで踊る賑やかな曲は本当に楽しそうだったしすごい動いてるのに疲れが見えなかった。死の栗山さんとの、気持ちが底から沸き上がるような悲しみとか怒りとか、全身で表してたし息ぴったりで二人で一つになってたし、伝わった。表現力が凄かった。あと表情も。仲間といるときは素の笑顔なのかなってぐらい純粋ににこにこしてたしジュリエットに向ける優しい表情、別れのときの辛そうな表情。ごめんなさい、私小関くんの泣きそうな顔とても好きなんです。追放と宣言されてうずくまってるときとか特に。それといつもふわふわしてる小関くんが闇に呑まれる感じも好きなんです、小関ロミオめちゃくちゃ好きでした。ありがとうございます。

さくジュリ

ジュリエット咲良ちゃん、顔から歌声、動きまで全部可愛すぎた。何あの可愛い生き物。座ってるとこから可愛かった。歌声ディズニー?可愛い声だし上手すぎるしさっきから可愛いしか言ってないし。けど自分の芯があってこの子は強いって思わせる。天真爛漫なところも16歳のジュリエットだなあと、本当に合ってた。咲良ちゃん本人は現在20歳と聞いて驚いた。あんな歌もダンスも演技も…えぇ…凄……。カテコで幕が下がるときにみんな手を振ってくれるんだけど、咲良ちゃんだけ毎回しゃがんで下まで手を振ってくれてて良い子すぎる。私が男なら恋に落ちちゃうやつだった。
こせロミオ一人で歌うエメも最高だったんだけどさくジュリと二人で歌うエメに感動した。エメ良すぎてずっと耳に残ってる。
ロミオに狂わされることは想像できてたのに、予想外にさくジュリももう一回見たい病にかかってしまって困ってる。でもいろはちゃんver.のジュリエットも見てみたいし…………円盤買えってことですね?

水田ティボルト

ずっと思ってた。ずっと心の中で胸元~~~!って言ってた。そんな開いてて大丈夫?と思ってたら途中でダンサーさんにガバッと開けられていいんですか!?と。スタイル良いから似合っちゃうんだよな。全体的にキャピュレット家大人な雰囲気あったけどパッションって感じだった。
小関ロミオとみずティボを目に収めたくて。ティボルトってそんなに女遊びしてたん!?ジュリエットに恋してたん!?叔母に手を出そうと!?と序盤で驚きの連続。でもそりゃ女に困らんて~という顔の良さ、さくジュリのあの可愛さは恋しちゃうよな、と謎の共感。不敵な笑み、良い。ロミオ煽りまくりの強気で余裕ぶっかましてるだけではなくて、上手くいかない葛藤や一人で抱えているものもあって敵視できない。ティボルトの力強い声、あれ最初どんな曲か分からなくて自己紹介ソングか?と思ったのも束の間、あれは自分を鼓舞するような、生き様を表現するような、上手く言えない。歌が下手だったら本当に自己紹介ソングになってたのかもしれない曲だった。水田さんも歌が上手いんだよな。それはそう、みんなハンサムライブを見るといいよ。(宣伝)

あさひマキュ

ビジュ良~~~。私去年の舞台の新原マキューシオがとても好きで。観終わってからマキューシオが良かったとずっと呟いてたぐらい。
(マキューシオ呼びとマーキューシオ呼び混在してます)
あさひくんのことは知ってたけど演技はちゃんと見たことなくて、こちらのマーキューシオはどんな人物だろうと気になってて。
あさひマーキューシオ良~~~~~。銀髪もチャラチャラした感じも似合っちゃうんだもんな。新原マキュより怖そうな雰囲気あった。キレがいい。新原マキュは動きのキレが凄かった記憶があるんだけど、あさひマキュは表情と声のキレの印象。あれで煽られたら勝てない。ずっとナイフ振り回してたな。こちらのマキュはガム噛みながら癪に障ったら相手の足元に吐き捨てるタイプだろうか。
一番現代っぽい、流行りに敏感な若者っていうか最先端を作っていくような。ミュージカルってあんまり激しい曲無いと思ってたからノリに乗ってますリズム曲で~すって感じのもやるんだ。叔父上の前では礼儀正しいの、ギャップが。
ミュージカルだとロミオとジュリエットの関係を後で知って反対するんだ。舞台のマキューシオがツンデレだとすると今回のマーキューシオはツンツンデレ。
「お前の腕の下から刺されたんだぜ」ってロミオに言う場面、このセリフがマーキューシオすぎるし泣きそうになるけど好きなところ。辛いけどこれ聞かなきゃ私の中のロミオは始まらない。

内海ベンヴォーリオ

存在が心強かった。ベンヴォーリオといえば面白くて盛り上げ役かなぁという去年からのイメージ。ミュージカルのベン、頼れる。
マキュが死んでジュリエット死の情報も聞いてロミオに伝えようとするところ、三人の写真で回想始まるし歌上手いし友達想いだし良い奴すぎる。去年ロミジュリ観終わったときの私の感想って、「悲しすぎるけど空で二人が幸せに暮らせているなら……」みたいなことを思ったんだけど、今回のを観終わったときに「ベンヴォーリオが一番辛くない?幸せになってほしい。」って思ったから私の中ではけっこう強い位置にいた。このベンヴォーリオ全然おちゃらけてなくて、周り見えてるし行動力もある。大人っぽい。内海ベンだから?現代設定だから?内海ベン見るまでベンヴォーリオって主要キャラの中ではモブに近いと思っててごめん、重要キャラだったし居なきゃ成り立たなかった。こんなに感じ方違うんだ。ロミオとマキュとベン三人揃ったときのエンジョイモンタギューな様子、良。
……🤔呼び方悩んで内海ベンって呼んでたけど、どうやらみんなヴォリよしって呼んでるらしい。ヴォリよし良いな。


書くの疲れてきたよ。
死の栗山さん、気付いたら居る。ロミオが僕は怖いって歌ってるときとか、ロミオだけじゃ物足りない死の存在がよかった。霊廟の十字架の上にいるの個人的に好きな場面。そこの栗山さんの影がまさに死人のような骸骨のような天使のような。
去年観た舞台のパリス様が佐伯大地くんの完璧パリス様だったから今回クセ強めのパリス様出てきて最初困惑した。私以外にもパリス様クセ強めと呟いてる人いて安心した。ミュージカルのパリス様は胡散臭いキラキラクセ強枠らしい。
神父様パソコンでエッセンシャルオイルの作り方を動画で調べてるの面白かった。ロミオに大麻って疑われるところとか。
乳母はロミオにデレデレだったし神父様も絶対的ロミオの味方のようだったし、舞台版の疑い深くて慎重な周囲のキャラと比べてミュージカル版はわりとスムーズに協力してくれる人が多かったように思う。
それと、舞台版を観終わった後は内容が重くて、泣きながら終わった感じで、二回目見るならもうちょっと気持ちが落ち着いてからと思ったぐらい死の辛さがそのまま来たけど、ミュージカル版はどちらかというと感動寄りで、誰でも見やすいのはミュージカルなんだなと感じた。両方見る経験ができてよかった。

カテコのとき、学生の団体もいてちょっとザワザワしてた様子をなぜかサプライズか何かがあると思ったらしい小関くん、「HAPPY BIRTHDAYって書いてある?」と周りキョロキョロ。
そこに内海くん「裕太くんがかっこいいからだよ!」
周り「フゥ~~~~~!!↑」
と温かいツッコミ。
小関くん照れてたの可愛かったし内海くんが存在までベンヴォーリオすぎる。

カテコ最後に小関ロミオとさくジュリが客席に向かって投げちゅー😘してくれて可愛すぎて召された。

もう一回ぐらい観たかったけど予定が合わなかった、悔しい。
とりあえずファンレター書きます。

アクスタ我慢するつもりだったのに小関ロミオに沼りすぎて観劇後に2度目のグッズ購入に走った。

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