福岡マラソン

「福岡マラソンが11月13日（日）に3年ぶりに開催されます」

直近の福岡市政だよりで発見した、嬉しいニュースです。

「いつの日か、走ってみたい」と今朝夫に話したら爆笑されましたが……。

50ｍは10秒近くかかり、逆上がりも人生で一度しか成功経験なし、マット運動の後転は斜めにしかできない、縄跳びも小2の担任に特訓してもらって飛べるようになった超運動音痴の私ですが、実は、フルマラソンの時間内完走経験が5回あります。

高校時代に2回、社会人（20代）に3回。「こうすれば完走できるよ」という魔法をかけてくれたのは、高校の担任でした。

先生は、合計距離100㎞を超える「鉄人トライアスロン」の選手？でした。泳いで自転車のってフルマラソンってどんだけ～！　の世界ですが、ある日先生がフルマラソンへの熱い想いを語りだしたのです。

「1㎞を8分で走り続けたら完走できるぞ」
「給水地点では必ず水を飲むこと。飲みたいと思う時には体は水分不足」
「スピードが出てきても走らないこと。抑えるのが大事。」
「14㎞走れたら完走できる。その3倍だから。」
「24㎞から30㎞が一番きつい。そこを我慢できたら完走だ！」

当時若かったからでしょうか。思ってしまったんです、私。

「私にもできる！！！」

友達に笑われる中、勢いだけで申し込みました。両親に報告すると大爆笑。

父「ハーフ（21㎞）走れたら感動どころじゃないな。大感動！」
母「またダイエット？笑」

まあ、仕方なし。

とりあえず14㎞走れるようになったこともあり当日を迎えました。先生の魔法の呪文を頭の中で繰り返しながら走ること3時間近く。ハーフ地点で父の姿が見えました。

「やればできるじゃないか！ さすがだな！」

父よ、何を言ってるんだ……。コツコツ走ること40㎞地点。自宅近くということもあり、母と親友の母（運動音痴ということをよく知っている）が沿道にいました。

親友の母「もうやめて！　足が折れちゃう。ここまで頑張ったじゃない……」

母　　　「足が折れてもいいから走れ～！」

そんなこんなで無事ゴール。当時17年間運動音痴として生きてきた私にとって、またとない成功体験となったのです。その感覚が忘れられないため、懲りずに何回かチャレンジしてきたというわけ。

ちなみにこの魔法を使って、父・姉・妹もフルマラソンを時間内完走しております（マジです）。

フルマラソンにご興味があるみなさん、よければこの魔法にかかってみてくださいね。私もいつか、いつの日か、福岡マラソンにエントリーしよう、かな……。