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【徒然なる日々】ズルいという言葉

 こんばんはこんにちは、アラ明日です! アラ来世でも良いわ。(何を言っているのか)
 お絵描き記事以外の記事にはいつもタイトル画像をみんフォトからお借りしています。ありがとうございます✨ 猫ちゃん可愛い。

 少し前に友達のXのポストに「子供がズルいという言葉を使うので、それは『羨ましい』だね、と訂正した」(要約)というものがあって、あるあるよなぁ、と思っていました。
 と、最近、フォローさせていただいている方のnoteでも。

 何だかタイムリーに感じました。(ちなみに、こちらのコメント欄にも冒頭の友達のポストと同様のものがあってどこのご家庭も同じかと、微笑ましくなりました)


 私自身は「ズルい」という言葉を「卑怯な手を使って得た利益を見せびらかす者」に対して非難する言葉だと理解しています。
 ですが昨今の子供はよく使いますね、ズルいって。その心理は、冒頭の友達のXのポストにあるように「羨ましい」なんですよね。
 これは、利益を得た者に対する羨望の気持ちから出る非難の言葉なんですが、その心は「私も同じ利益を享受したい」ってことじゃないですか。
 だったら、素直に言えば良いんですよ。

  良いなぁ、私も!

 って。するべきことは、享受した人を非難することじゃなくて、私も享受したいです、って求めることじゃないですか。


 享受した人は、何か卑怯な手を使ってその利益を手に入れたのでしょうか。だとしたら、その卑怯な手を糾弾して、正当な分配方法に正すべきでしょう。この場合は正々堂々と使いましょう。「◯◯ちゃんだけ、ズルい!」って。
 同じ卑怯な手を使って自分も卑怯者になるのか、不正を白日のもとに晒してその他大勢の英雄となるのか、もしくは正当な手段で同じ結果を得るまで努力するのか。それは、それぞれ個人のお好みで。ま、親としては最後の手段を勧めますがね。
 2番目は子供のリーダー資質が求められるので…。うちの子はタイプじゃないけど、クラスのMちゃんならきっとやる、って感じでしょうか。

 で。ズルい、っていう言葉を使う子(たまには大人も)は、言葉自体を理解していないことも多いので全てがそうだというわけではないのですが「願わくば自分も労なく利益を得たい」もしくは「利益を得た者を自分と同じ立場にまで引きずり下ろしたい」という気持ちのどちらかを持っているように思えます。感情としては、0ないしマイナスであるように思えます。
 羨ましい、って言葉の方は「自分も同じ利益を得たい」という気持ちはほぼ同じですが、その後の行動は「自分は指を咥えて見ているだけ」か、もしくは「だから私も頑張る」というような、言わば0からプラスに向かう感情なのではないでしょうか。


 感情や精神状態というのは、案外使う言葉に左右されるそうです。「ありがとう」という感情を子供に教えるためには、感謝の気持ちが子供から発露するのを待つのではなく、まず「ありがとう」という言葉を使わせるのが先で、それによって感謝の気持ちを理解し覚える、という話です。

 とすれば、子供が「ズルい」という言葉を使った時に、代わりに「羨ましい」という言葉を教えるのはとても良い教育方法なんだと思います。

 まぁ、私は荒っぽいので、子供がそんな風に言った時に「アンタはそれで何か損をしたんか?!してないやろ!そしたら◯◯ちゃんはズルくないやろ!アンタも欲しかったら『私もちょうだい』って素直に言えや!」って叱り飛ばしてました…。(関西圏ではありませんが西日本の出身です)
 そう、私、別に損をしてるわけではないのに、誰かが得をした事によってさも自分が損をしているかのような精神状態に陥ることが、大嫌いなんです。
 だって、そうじゃないですか。
 そうやって、ズルいズルいって騒ぎ立てたら、そのうち「あ、じゃあ、不平等になるから最初から飴ちゃんやらんとこ」ってなるじゃないですか。それって、集団全部が結局のところマイナスに向かっていく事になりません?
 誰も損をしていないかに見えますが、誰も得をしないために集団として0以上にはなれません。ズルいズルいと人を引きずり下ろすのに躍起になって、上がるための努力もしないためにジリジリと後退していく未来さえ見えます。
 だったら、あ、次は私も貰えるように頑張ろ、って思う方が健全な社会が保たれると思うんですよね。自分は今は0かも知れないけど集団としてプラスを目指そうぜ、っていうスタンス。

 と、綺麗事を並べてみましたが、ありますよねぇ。大人だってありますよ。

 えーっ、ズールーいー!って言いたくなる事が。特に努力もしてなさそうな人がポッと幸運を得ることに対して、私はこんなに頑張ってんのにぃ、みたいな。

 そんな時には、心を鎮めて「きっと、前世で大変な徳をお積みになったに違いない…」って思うことにしました。
 えへへ。
 あとはコツコツ分相応を心掛ければ良いのさ。ま、人間、見えるものが全てではないですもんね。(幸せそうに見える人が本当に幸せとも限らない、努力は人の目にふれないことが大半である、洞察力が必要です、と。自戒)

 ううん、書いてみたらめっちゃ説教臭い!めっちゃごめんなさい!

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