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ゆきむら。Re:Collection ZeppHND

ゆきむら。Re:Collection
2024年8月22日(木)@ZeppHaneda

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✝︎セットリスト順ライブレポート✝︎

240822_ゆきむら。~Re:Collection~ ZeppHND

ふっと暗くなる会場内。
今回のキービジュアルがスクリーンに映しだされる。
10・9・8・7……
カウントダウンがはじまり、誰ともなく期待のこもった歓声が上がる。
3・2・1……0 ――!!!!!!!

天涯

短いギターイントロで、さっそく目頭が熱くなる。
「新しい俺の歌」と、ゆきむら自身が語る曲でLIVEははじまった。
黒を基調に、和装の雰囲気ただよう衣装で登場したゆきむら。
切々と訴えかけてくる歌声に、1曲目から心臓を鷲掴みにされた。
1曲目から涙ぐむ殿厨さんたち多発。
まるで、この世に一人きりの闇の貴公子。あなたは奇麗だ。
||◤ サブスク配信「天涯」 ◢||

ヒバナ

nanananananana!!!!!!!
2曲目からこんなぶち上げ曲もってくんの。
セトリカオスって本人も後で話していたけれど、ほんと半端ない。
殿厨さんたちのボルテージも一気に最高潮まで昇りつめる。
歌詞にあわせ、投げキスまでしてくれる。殿厨さんたち絶叫。
未完成でもいい、あなたに心の根っこ引っこ抜かれた。

廃墟の国のアリス

途切れることなくアリスイントロへ。
陽から陰への共感覚。白くまぶしかった視界が緑色に染まる。
LIVEでは何度も聴いてきた曲だけれど、前回からZeppまでのあいだに
ゆきむらが語ってきた「愛について」の考察が否応なしによみがえる。

涙腺回路

君を飼い殺す鉄格子からの雨の檻 ☂︎*̣̩⋆̩* 
ゆきむらが歌う曲の中でも特に大好きな曲。
後半戦で聞かせてくる曲かと思いきや、こんな序盤で聴けるなんて!
サイドの壁に曲線を描いた模様が浮かび上がって、それがまた美しかった。
ただただ聞き惚れた。

威風堂々

女性ダンサーさん2人も登場。
無数のレーザー光線が会場一面を縦横無人に照らし出す。
ステージを端から端まで歩き、両サイド前面に用意された台に腰かければ
各サイドに集まる殿厨さんたちからは黄色い悲鳴。
視線だけでなく、手を振り、ファンサまで送ってくれる。

フォニイ

造花に秘められた嘘を、あきらめを、とうとうと歌う。
独特のメロディーにのって、ダンサーさんたちと披露される振付、
ほんとうに素敵だった。
改めて、「ゆきむら。」らしさって何だろうか。
このひとは披露する曲ごとに異なる一面を垣間見せてくるから、
まったく気が抜けない。

なんと、ここでバイオリンソロ!!!!
蝉の鳴き声、夏空の映像。
ドラムギターベースにバイオリンが加わることの音の深み。
ここまで気づけておらず、もっと耳をそばだてなくちゃと思わされる。

純白のロングドレスに身を包んだゆきむらが再登場。
まるで、雪原の淑女のよう。
(実際はロングジャケットのようになっていて、パンツも履いていた)
ヘアセットのラメやビーズがきらきらと輝き、いっそうまぶしい。

あの夏が飽和する

まさか、生歌でこの曲が聴けるなんて。
語りかけるように、そっと寄り添うように、ゆきむらという少女が歌う。

ここからのセトリ、この夏だからこその完璧すぎる並びになっている。

マイクスタンドにすがり、何度も何度もこぶしを打ちつける。
最後は床に倒れ込み、演奏が消えて照明が落ちるまでそのままだった。
演出だったのかもしれない。それでも、いつだって全身全霊を1曲1曲に
そそぎ込み、己を捧げつくすゆきむらの姿は圧巻だった。

少女レイ

ゆっくりと立ち上がる姿に、殿厨さんたちの安堵が伝わってくる。
ストーリーは進んでいく。
ゆきむらと殿厨という、決してリア友にはなり得ない関係性の。
それでも差し伸べられる残酷な微笑みと、ほんもののいじわる。
「きみはともだちっ ·͜·♡ 」
フラッシュバック、蝉の声、この夏この瞬間をわたしたちは忘れられない。

君の神様になりたい

限界友達の終焉が概念的に歌い継がれる。
多くを語る必要がない。

何度だって歌った かさぶたが剥がれるほど歌った
生身の僕で 君の神様になりたかった
僕は無力だ――

バンドメンバー紹介
ダンスメンバー紹介

・こちら、幸福安心委員会です。

ここまで来たら、もう怖いものなんてないよねっって。
「ゆきむらの幸せが、おまえらの幸せー!!!!」
ダンサーさんも一緒に、お決まりの振り付けで会場中で義務を叫ぶ。
ラスト、ゆきむらの足元に横たわったダンサーさん2人を
「おまえら邪魔だよ」って退かすパフォーマンス、笑ってしまった。

脱法ロック

「ぐいぐいよしこい!!!!」
直前にうたみたもアップしていた、まさかの選曲。
みんな笑顔で、一気にノリノリに。
ダンサーさんと3人、めっちゃ楽しそうだったな。
衣装はもう淑女のロングドレスなんかじゃなくなって、
裾をひらめかせながら、足癖悪くなんでもしちゃう。

ラヴィ

むのーむのーむのー!!!!
ダンス、めちゃくちゃ可愛かったなあ。
両手ハート指ハート、ぴょんぴょん跳ねながら膝を外側へ曲げてみせたり。
ダンサーさんたちと、ほんとうに楽しそうに歌って踊ってくれた。

・ベルセルク

純白の貴公子、とうとう闇堕ち?!
ゆきむら用のドラムスティックを拾いあげ、感情のままに叩きつける。
勢いがよすぎてスティックが1本客席へ飛んでいってしまう。
(舞台上から返して―って腕を伸ばしている姿は束の間のチャーミング)
再びスティックを手にし、左手のバイオリニストさんのもとへ。
クラシックでは絶対に許されない弦への協奏、みんな笑顔だった。

DOGMA

神は見ている。
玉座へ土足でよじ登り、ステージ上を縦横無尽に駆けまわる。
激しく体を揺らし、ヘドバンをかまし、そのまま舞台中央にうずくまる。
ゆきむらを閉じ込めるように天井からレーザーが放射状にふりそそぐ。
立ちあがるゆきむらが指先で触れたら、かすかに金管の音色がした。

「いまの幻?あったよね?」って、暗転が解けた後で
客席に確認してるゆきむら、めちゃくちゃ可愛かったな。

少し前に、新曲の歌詞を書いているんだってツイートしれくれていた。
君もお前もいない、すべては私にかえってくる、愛についての歌詞。
「とても恥ずかしいけれど、一生懸命つくったから、聞いてください」

・AI(新曲)

きっと、ゆきむらの新たな代表曲になる。
エモいバラードなんて言いきってしまってはもったいない。
切なく、狂おしく、……どうか、その耳で確かめて。

きっと、この曲のための純白衣装だった。

・シネマ

ああ、エンディングへ向かってゆく。
わたしたちの夏はありきたりのストーリーだったかもしれないけれど
まだ足りない、もっと欲しい、お互いに求めあう殿と殿厨さんたち。
新曲からの余韻にひたりつつも、殿からの贈り物をめいっぱい受け取った。

「ラストの曲だぞ、イマキタばっかりか?」
ばっかりー!
「もっかいやるぞ、イマキタばっかり?」
ばっかりばっかりー!!!!

アイドル

泣いても笑ってもラストソング。
めちゃくちゃアゲ曲をもってきてくれた。
ステージに立つだけ、その声で歌うだけで、唯一無二の存在だ。
激しいダンスを繰り広げながら、全力でアイドル姿を見せてくれた。

~アンコール~

ENVY

もう聴けないんじゃないかと思ってた……
アンコールに組んできてくれるなんて……!!!!
殿厨さんたちみんな歓喜だった。

愛言葉Ⅲ

もちろん、みんなで大合唱だった。
ゆきむらの愛を、殿厨さんたちの愛を、お互い確かめあうみたいに。
「今日は来てくれてありがとうーっ!」
「お前ら愛してる!」

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✝︎ライブの最後客に言われた✝︎

最後の最後、ゆきむらのLIVEと言ったら恒例のあれ。
ふと「俺、56したい奴いるかな」とつぶやくと、客席から声が。
(詳細は上記リンク先へ)
殿のことが殿厨はみんな大好きだし、誰よりも愛おしいよ。
わたしたちも殿のことを心から愛してる。

まさにまさに、
練りに練られたコレクションたちによって再編成された
新しいライブだった。

台風10号の進路予報が心配だけれど、
来週の名古屋県・大阪県も全力限界友だちで会いに行く……!!!!

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✝︎各種ニュース✝︎

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