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30.04 積分の初歩(定積分の計算とその工夫)

定積分の計算はできるようになったでしょうか。できるようになったとしても計算はめんどうですよね。なので少しでも工夫して計算したくなります。今回は、定積分計算の工夫と性質を利用した計算の紹介です。


定積分の基本計算ができる前提で話を進めます。
前回出題した課題「自分なりの計算方法を見つける」はできましたか。


定積分計算の工夫の一例

(前回の例3と同じ問題)
$${\displaystyle \int_2^3 (-x^2+3x)dx}$$を計算してみます。

     $${\displaystyle \int_2^3 (-x^2+3x)dx}$$

    $${=\big[-\dfrac{1}{\:3\:}x^3+\dfrac{3}{\:2\:}x^2\big]_2^3}$$

    $${=-\dfrac{1}{\:3\:}(3^3-2^3)+\dfrac{3}{\:2\:}(3^2-2^2)}$$

    $${=-\dfrac{\:19\:}{3}+\dfrac{\:15\:}{2}=\dfrac{7}{\:6\:}.}$$  ▮


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