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30.05 積分の初歩(積分記号について)

面積の話をする前に積分記号について話します。手元に見当たらないのですが、高校生のときブルーバックスの柴田敏男 著『微積分に強くなる』を読んで積分を理解しました。最終章にはイプシロンデルタが書かれています。


積分記号$${\int ▢dx}$$の$${\int}$$にも$${dx}$$にもそれなりの意味があります。この記号は1回目に出てきたライプニッツ(G.W.Leibniz)によるものです。微分の初歩では微分記号に$${f'}$$を用いましたが、$${\frac{dy}{dx}}$$という記号もよく使われます。前者はラグランジュの記号で、後者はライプニッツの記号です。記号$${\frac{dy}{dx}}$$の1つの利点は何を何で微分しているかが分かるところです。この場合は$${y}$$を$${x}$$で微分したことを意味します。

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これまでもそうですが、大学以降の数学を意識して書いています。特に有料部分はそれを意識して書いています。このマガジンから数学の内容が少し高度になり、このマガジンに入る三角関数、指数・対数関数、微分積分の入口は中学数学から大学以降への移行期に相応しいものです。

中学数学と高校数学の違いが明確になるのはここからです。これまで学んだ多くの知識を踏まえて話が展開するので理解するのは容易くありません。でも…

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