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31.13 ベクトルの初歩(内積の利用 面積)

※ 例2を加筆しました。加筆内容は、三角形の3辺の長さが与えられているときのもう1つの内積の導き方です。(2024.8.23)


内積を導入したことで面積も求められるようになりました。


※ これまで通り、ベクトルは平面上または空間内です。

三角形の面積

例1で三角形の面積公式を導き、例2で立体図形に利用してみます。

※ 三角形の面積が求められるということは、四角形はもちろんのこと、多角形の面積も求められるということです。


例1(三角形の面積公式)

三角形△ABCの面積Sは次式で求められます。

        $${\text{S}=\dfrac{1}{\:2\:}\sqrt{\:|\overrightarrow{\mathrm{AB}}|^2|\overrightarrow{\mathrm{AC}}|^2-(\overrightarrow{\mathrm{AB}}\cdot \overrightarrow{\mathrm{AC}})^2\:}}$$

これが正しいか否かを確認します。上の式を変形することで、三角形の面積を表していることを確かめることもできますが、三角形の面積を求める方法で導いてみることにします。


 三角形の面積公式をいえ。

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