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私が″無料“セミナーや相談をやめた理由

ギバー(与える人)こそ成功すると言われる時代。確かにわからないことは、検索すれば記事や動画で無料で答えを見つけられるようになった。

しかし、それを当たり前と思っているテイカーのなんと多いことか…

私自身、無料で情報提供したり、ちょっとしたお喋りのときに相談に乗ったりすることに抵抗はない。ただ、2023年のとある出来事をきっかけに関係性の薄い人への「無料はやめよう」と決めた。

今回はその出来事についてお話ししたい。

ただの通りすがりにgiveはしない

以前から、Twitter(現X)でフランス語の原文をDMで送ってきて「意味を教えてください」とぶしつけなことを言ってくる人がたまにいた。だが、それは無視してブロックすればいいだけの話。
こういう人に対して返信したことはない。むしろ、メッセージを読むために割いた時間を返してほしい!!!くらいに思っている(怒)

私もさすがにね、フォロワーさんでも何でもないただの通りすがりの人にまで親切にはしない。

お節介な性分なので、フォロワーさんならできることはgiveする。
ここまでは大前提。

無料イベントのあとに無料レッスンを開催したときの話

所属するコミュニティで無料イベントを開催したときに、私は「子どものお片付け」についての講座をやった。

無料イベントを開催して、リスト取りをするというよくある手法である。イベント終了後、参加者向けに有料レッスンを無料でおこない、本命の有料レッスンに興味を持ってもらうというもの。

無料レッスンには、イベント中に私の講座に参加してくれた人が数人と参加していない人2人から申し込みがあった。

私としては申し込んでくれたことに感謝して、レッスンに向けて準備をするわけで…

さてレッスン当日。時間になっても2人とも来ないのよ、これが。
連絡してみると、2人とも「いま病院にいて参加できない」と申し合わせたように返事がきた。キャンセルの連絡すらせずにドタキャンしたのだ。
このとき、

無料で何かをやると、それだけ意識の低いテイカーが少なからずいる。

こう悟った。

しかも、そのうちの1人は「別の日に無料レッスンありませんか?」とまで言ってきた。連絡もなしにドタキャンしておいて、それは人としてあり得ないのでは?と思いつつ、
「有料レッスン(3000円)ならありますよ」
と返信したら
「ならば結構です」
と言われ、さらに気分が悪くなった。

実は私の講座に参加してくださる方は、すでに交流のある方がほとんど。今回のような出来事は経験したことがなかったので、こういうこともあるのだなと勉強になった。
やはり関係性の薄い人には、しっかりお金をいただく形にしたほうがドタキャンされにくいのだろう。

無料イベントをよくやっている人に聞くと、
「めっちゃあるあるだね。半分くらいは来ないと思っておくとメンタル削られないよ」
という。いや…そんなにいるの…?

というわけで、今後はどんなイベントや講座でも、とにかくワインコイン以上の有料にすると決めた。
ギバーになりきれない自分がいて、何ともいえない気持ちではあるけれども、楽しくなければ続かない。
それにテイカーに搾取されてばかりいると疲弊してしまう。

見返りを求めているわけじゃないけれど、自分の利益を損なわないようなやり方にしていこうと思う。

ひとまずカーネギーの『人を動かす』を読み直して、もう一度自分の行動を見つめなおすことにする。

こちらのnoteも合わせて読んでみてください。テイカーの話。


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