お金のむかうべき場所

お金は国の信用を元に、

1.交換 2.保存 3.尺度

の機能を持っていると定義されている。2020年、世界中で無制限財政パッケージが出動され、各国家がお金ばらまいている。

だけど、余りお金が出回らない。

1945年の敗戦後の「預金は正義」メンタリティーが少なからず日本には残っている。海外に目を向けてみると、皆本当に貯金をしない。ビビるレベルで貯金しない。入ってきたら使う、そして借りれたら借りる。

コロナ渦では流石に躊躇しているところあると思うけど、理由はシンプルでお金を貯めるより今使った方がリターンが良いから。まあ危ないこともあるけど、この考え方は基本的に正しい。

たまに貯金をして残高が増えてるのも見るのが楽しい、とか言う人もいる。恐らく残高が増えているのをみて、自分の行動の対価として支払われた金額を目で見て、自分の価値を確認して安心に繋がるんだろう。それもなんとなくわかるけど対価で得たお金は、早めに社会で使ったほうが価値高いと思う。

貯金癖の強い日本では、政府がお金をばらまくより、使わせるメリットを考えないと、バラまいても経済にお金が出回らないサイクルは続く可能性がある。このマインドを変えないとデフレが続く可能性も否めない。

そうなってくると印刷している潜在的なお金の量と、実際に出回っているお金の量の乖離があるので、本当に使われるお金の量ってわからない。そして、国も好きなタイミングでお金刷るから、根底にある国の信用ってのも強そうで弱い。

ここで暗号資産などが生まれるわけだけど、それはそうだと。しかも発行にコストがかからないし、現金を媒体にしたウィルス拡散もないし、BTCなんて発行数が決まっていることに加え必要に応じて一瞬で単位を切り刻める。それが不動産やら株とかでも流動性やリスクの観点から考えて悪い選択肢ではないかもしれない。

これからの価値は人がどちらに信用を寄せるかで決まってくるのだと思う。

貯めておくと安心な気もするけど、意外とお金なんて価値ないかもよ。良い使い方を学んで、使えるうちに使う。そちらのほうが皆ハッピーな気がする今日この頃。

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