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医療従事者の方に届いて欲しい。感謝をしてもしきれません。ありがとうございます。

さて、前回からあっという間に一ヶ月経ちました。
今は無事退院して、自宅2日目です。

まずは入院、手術時にお世話になった病院の医療従事者の方々に、
心より厚く御礼申し上げます。
感謝をしてもしてもしても、全然足りないくらいです。
今回の経験で、病院内では本当にたっくさんの方々が日々尽力し、24時間従事されていることをより深く知ることができました。

過去に両親の入院と手術に数回立ち会い、その度に担当の先生や看護師さん達と関われたことで、その存在のありがたさや素晴らしさを知っていたつもりでした。
でも、全然知ってなんかいなかったんだと、自分が当事者となった今になってやっと分かり、過去の自分の首を絞めてやりたいくらいです。
あれくらいで知った気になっていたのかばかやろーって。

お部屋はもちろん、トイレもシャワー室も常に清潔にしてくださる清掃の方々。
毎日の献立を病状やアレルギーやその他色々考慮してそれこそ何パターンも立てているであろう栄養士さん。
何パターンどころか何十パターンくらいいくのでは?
しかも大きい病院だから何人分よ?全然想像つかない。
そして毎朝7時半に出てくる朝食。ということは朝何時から作り始めるんだろう?
午前2時?3時?
それを全入院患者の名前とIDごとに分けて、7時半にはちゃんとあったかい状態で届くなんて、凄すぎる。
それが朝だけじゃない、ちゃんと1日3回も!
手術にもたくさんの方々が関わっていたなあ。
麻酔科の先生、手術看護師の皆さん。
手術後には一度も会うことなく、直接お礼も言えなかった。
皆さん自己紹介してくれたけど、誰1人名前を覚えていない自分が情けない。
そして、主治医であり、手術担当の先生。
この先生にあの日診察してもらわなかったら、今の私はいなかった。
さらに真夜中に私がナースコールをすると、何度でも迅速に対応してくれる看護師さん。
正直、術後の真夜中が一番大変だったのよ、私。
何度も呼んだけど、嫌な顔せず対応してくれる。ありがたすぎて涙が出た。

そうは言っても、その方たちも仕事だからそんなの当たり前?
いや、当たり前なんかじゃない!!
当たり前なんかこの世にないって常日頃思うように精進してるけど、
この時ばかりは心の底から当たり前なんかこの世にない!って強く強く思えた。
この気持ちはこれからも絶対忘れたくない。
当たり前じゃない、有り難いなんだ。
一体何人、いや、何十人の方が私に関わってくださったんだろう。
できるなら、その方々1人1人に直接お礼を言いたい。
でも、それができなかったから、この場をお借りしてお礼を言わせてください。
本当に本当にありがとうございます。

入院中、そして術前術後、私が微塵も不安を感じず、緊張もしなかったのは、本当に皆さんのおかげです。
たわいのない会話だったり、声かけをしてもらえたことで、私は24時間安心してここにいられるんだと強く感じられて、本当に快適な日々でした。
術後、ちょびっと想定外のことがあり、おやおや〜と不安がよぎったけど、皆さんのおかげでそんな思いも一瞬だけ。
それらの言葉は、その想定外の出来事の解決にも繋がらないし、正解でもなかったけど、私の不安は見事に消えました。
そして心が元気だと、身体が呼応するかのように回復していく感じがして、
改めて、言葉の力を、人の不思議を実感した数日間でした。

きっと入院や受診にくる患者さんの中には、不安で、心配で、怖くて、ついつい後ろ向きな思考になりやすい方も少なくないでしょうね。
普段あまりネガティブな思考がない私ですら、後ろ向きになりそうでした。
入院中、なーんかちょっと体が変だなーって思うと、いくら検査結果で異常ないですよ、とか、術後あるあるですよ、なんて「正解」を聞けたとしても、
いやいや!私のこの症状はそうじゃなくてなんかやばいやつなんじゃないの!?
なんて余計に変な想像ばかりしてしまう。←これ、術後の私。一瞬だけどね 笑
でも、正解ではない、心に効く言葉をちょこちょこ言っていただけるうちに、変な想像も小さくなっていくから不思議。
そういえば、誰1人、「大丈夫ですよ」と断言しなかった気がする。多分.…。
もう記憶が曖昧.…。
でも、私自身、「大丈夫」という言葉がちょっと苦手だから、それを聞かなかった環境にいたと思う。ずっと快適に過ごせていたもの。もしくは良いタイミングで聞いたり言ったりしていたのかもしれない。

「大丈夫」って言葉、便利なんだけど使い方が難しいし、聞くのも言うのもタイミングが大事な言葉の1つだと勝手に思っているから、苦手なのです。
私自身、大丈夫だと確信した時だけ言うようにはしてるけど、まだまだ無意識にうっかり人に対して言ってるかもなぁ。うん、気をつけよう。

さて術後3日目、血液検査の結果も良好!予定通り念願の退院じゃー!
ウヒョーシャバだー自由だーとか言ってウキウキしすぎて、家に着いて数時間後に全然動けなくなる救いようがないおバカな私。
久しぶりの外の空気と自分の家にいる解放感で、どうやら身体の活動領域を超えた動きをしていたらしい。大したことしてないつもりなんだけどなぁ…

なんて退院報告の電話をした友人(数年前に大きな手術経験あり)に言ったら、
しっかり叱られました..…。
全身麻酔と内臓摘出からまだ3日しか経ってないんだからね‼️と。
そっかー、やっぱり結構オオゴトなんだな、これって。
能天気にもそう思えなかったのは、病院で色んな人にしっかり支えてもらっていたからなんだな。
事態を舐めてました、本当にごめんなさい。←誰に謝って良いかわかんない
友人には自分の身体に謝れーとさらに叱られましたとさ。

ここからはもう24時間体制で支えてくれる人たちがいないという現実に、少しの不安と改めて深い深い感謝が湧いている今。
医療従事者の方々はこうしている瞬間も、大変な現場で尽力されていること、
そして日本全国に何万人、何十万人という医療従事者の方や、医療関係者の方々がいてくださるから、私がこうやって生かされているんだとも痛感しました。
そっか!
最新の医療機器や技術を開発しようと奮闘している人達も大勢いるじゃん。
麻酔も進化してるって麻酔科の先生も言ってたなー。
より良い麻酔、より良い薬、より良い術式。
その方々のおかげで、私の受けた手術も、十数年前には開腹手術、数年前には腹腔鏡手術、そして今ではロボット支援下手術と進化をしていって。
より痛みが少なく、術後の回復もより早く、退院が術後3日と短い。
ありがたいしか言葉が出ない。
こんなにこんなにありがたいのに、今すぐ私が出来ることは少ないなあ。
いや、少ないけど、今の自分の身体の声と向き合って、しっかりと回復することが1番なのかも。そしてずっと感謝を忘れない。
長年辛かった生理の期間や、それに伴う状態がなくなり、大袈裟でもなんでもなく、生まれ変わらせてもらったんだもの。
完全回復後に自分が何をやり出すかが楽しみだ!






















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