フォレノワールとピスタチオのケーキ

こんにちは。
先に申し上げますと、以下に出てくるお店の名前は伏せております。
気になってくださった方がもしいらっしゃれば大変申し訳ございませんが、ご了承くださいませ。


2種類のケーキ

今日は何ヶ月も前から訪れてみたかったお店のケーキをテイクアウトしてきました。

可愛さ、かっこよさ、上品さ、綺麗さなど各々ケーキに抱くイメージがありました。
ただ、並んでいるケーキには一体感もあり、個性を活かした社会のようでした。

交通の便上、なかなか気軽に来れる場所ではなかったので、吟味し、さらに吟味して
ピスタチオのケーキとフォレノワールに決めました。

10種類くらいあった中からこの2つを選んだ理由があります。

その2種類に選んだ理由

ピスタチオのケーキについて。
これは私が好きな元パティシエのYouTuberの方が、「ピスタチオが入っていればまず美味しい」みたいなことを話されていたからです。
これを聞いてからマカロンやムースケーキでもピスタチオを選ぶことが増えました。

フォレノワールについて。
〈黒い森〉という意味のこのケーキも、先程と同じ元パティシエの方が紹介されていました。その時の話の中で、キルシュ漬けのさくらんぼを使われていることを知り、どうにか食べたくなりました。
ブランデーケーキ然り、ボンボンショコラ然り、お酒が入っているだけで選択肢の有力候補に上がってくるのです。

特にフォレノワールはあまりケーキ屋さんでみないのですが、このお店のショーケースをに顔を向けた瞬間に目に入ってきました。
首の付け根がくすぐったくなりました。

迷うことなく一瞬で一つは決まりましたね。

誰にあげるわけでもないので、1種類でよかったかも知れませんが、色んな味を知りたかった私はピスタチオも選んだ次第です。

念願のフォレノワール

家に戻り、いざ箱を開けます。

ショーケースの中から魅力を放ち続けていたケーキが私の手元にある。

食べるだけでない高揚感が生まれました。

念願のフォレノワールからフォークをいれました。
上部のクリームに続く柔らかいスポンジは崩れることなくすっと切り分けられました。

食べると、全体としてふわふわなケーキが歯を迎えました。
元々歯と摩擦を生まないクリームは、形はしっかりしながらも、なんだかさらに柔らかく軽い食感でした。

スポンジは空に浮いているような、ふわふわというより、ふぁっふぁっです。
真面目です。

カリカリさせたり、サクサクさせたりするのではなく、柔らかい食感が美味しさにも繋がることはこれまでそうなかったと思います。

名前やお酒の使用からは掴めない儚げな印象を受けたフォレノワールでした。

ピスタチオのケーキ

続いてピスタチオのケーキです。
フォレノワールを食べたその流れで食べていきました。

こっちは上のピスタチオ部分からフォレノワールに比べたら固めで、その下のスポンジはそれに加えてややしっとりめでした。

さらに下のバナナのクリームは、ケーキの大部分を担う適役者でした。
クリームの味の中でのバナナは割合大きくもくどくなく、他のスポンジと合わせるととても贅沢な気持ちになりました。

寄り添ってくれる

このフォレノワールとピスタチオのケーキはどちらも私とっては甘さ控えめで、味覚に馴染みやすく、それがまた魅力でした。

甘さの限界ラインを超えてこないので、お茶と一緒に少し時間をかけながら物思いにふけることにも向いているような気がしました。

甘さの強いケーキももちろん好きですが、私がケーキを家で食べる場合、甘さをどんどん求めて短時間で食べ終えてしまいがちです。

そのため、甘さ控えめのケーキだと甘いケーキとも異なる違った楽しみ方も私にはしやすいかなと思いました。

最後に

最後に、フォレノワールのスポンジの食感、ピスタチオのケーキのバナナのクリーム、そして甘さの程度が特に印象的なケーキに出会えたことに感謝です。

あと、あのショーケースに並んでいたケーキたちが自分の手から生み出されるとき、どんな気持ちなのか気になりました。

拙い文章をここまでお読みくださりありがとうございました。
夜は特に冷え込むと思いますので、暖かくお過ごしできますように。

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