角田光代
※概要
誰しも滑りおちるかもしれない“記事の向こうの世界”
バリケードのような家に住む姉夫婦
妻殺害をネットで依頼した愛人の心の
軌跡など“三面記事”の向こう側を鮮やかに
描いた小説集
※感想
6つの実際に起こった事件をもとにした
短編集
📰愛の巣
同僚の女性教師を殺し家の床下に埋めた義兄と自分に隠れて別の家庭を持つ夫がいる妻
📰ゆうべの花火🎆
愛人の妻の排除をネットの"裏サイト"に
依頼する女
📰彼方の城
町で出会った高校生を家に軟禁するシングル・マザー
📰永遠の花園
同性の幼馴染みとの疑似恋愛関係を抱え込む
中学生
📰赤い筆箱
快活な妹に対する出来のよい姉の
コンプレックス
📰光の川
認知症の母と、たった一人それを支える中年の息子
父はとうに他界し母を憎む姉は離れ
あてになる身内もおらず行政も頼りにならず
認知症の進行とともにデイサービスへ行くのをイヤがったり徘徊、転倒し大腿骨骨折、トイレ介助、幻覚、被害妄想、不眠で仕事も辞め
生活保護の申請が却下され生活も困窮する
認知症を患う親の介護、これはとても大きく
難しい問題で葉真中顕の『絶叫』や
『ロストケア』が頭をよぎりました
※おまけ
素敵すぎる❣️(๑ᵒ̴̶̷͈᷄ᗨᵒ̴̶̷͈᷅)✧ｽﾃｷღ
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