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『銀恋』ではなく銀座の人生の物語


図書館の書棚から選んだ本

小野寺史宜
ミニシアターの六人

*️⃣概要、あらすじ

スクリーンは奇跡を映す
観客の人生にも

銀座のミニシアターで二年前に
亡くなった
末永静男監督の追悼上映が行われている
二十一年前に公開された
『夜、街の隙間』
上映は一週間だけ
最終日前日、午後四時五十分の回
観客は六人だった
この映画館で働いていた三輪善乃は
公開当時にチケット売場の窓口にいた
山下春子にとっては大学の同級生と
成り行きで観に行った作品だ
自主映画を撮っていた安尾昇治は末永の
デビュー作でその才能を目の当たりにし
道を諦めた過去がある
沢田英和は、この作品に元恋人との苦い
思い出があった
誕生日デートのはずだった川越小夏は
一人でスクリーンを眺めている
映画監督を目指す本木洋央は生物学上の父親が撮った作品を観に来ていた……
観客たちの人生と『夜、街の隙間』の
ストーリーを行き来しながら出会いと
すれ違い別れを繰り返す日々の中にある奇跡を鮮やかに描く
『ひと』の著者が銀座という街と
ミニシアターそして映画への愛をも描き切った渾身の人生讃歌

*️⃣感想

銀座の夜の街を舞台にした21年前の
映画が監督の追悼で再上映が
行われている
場所は銀座のミニシアター
観客は、このミニシアターの
従業員だった年配女性や監督の関係者
たまたま時間ができて観ている若い女性など
6人で坦々と話が進んでいく
どれも良い話ではあるものの
現実なのか映画の中のストーリーなのかが分らなくなった
ミニシアターの描写が原田マハさんの
『キネマの神様』とカブッた

*️⃣おまけ

今やイオンシネマなど
ポップコーン🍿の甘い匂いが苦手な
私だけどファーストDayや
レディースDayに映画を観に行きます

私も昔、アフターファイブ(死語?)に

映画を観たなぁ

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