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舞台『D.C.III~ダ・カーポIII~ミライへの伝言』その1 序章

D.C.シリーズ20周年および、『D.C.III~ダ・カーポIII~』10周年を記念して企画された舞台『D.C.III~ダ・カーポIII~』シリーズの第二弾、舞台『D.C.III~ダ・カーポIII~ミライへの伝言』が上野の飛行船シアターにて上演されて半年が経過した。

舞台『D.C.III~ダ・カーポIII~ミライへの伝言』キービジュアル

つい先日、舞台D.C.IIIと同じく市村啓二さんが演出する劇団飛行船さんの『ひろがるスカイ! プリキュア ドリームステージ♪』の静岡公演を観に、菊川文化会館アエルまで家族で行ってきたばかりで、久々の市村演出を観させていただいて感動したので、その勢いのまま、『ミライへの伝言』についてのよしなしごとを書き記してみようと思う。

ちなみに、僕は直接関係していないがCIRCUSさんのD.C.シリーズの新作『D.C.5~ダ・カーポ5~』のヒロイン役の声優さんと、『ひろがるスカイ! プリキュア』のプリキュア役の声優さんは結構被っている。キュアウィング役の村瀬歩さん以外の女性プリキュアの声優さんは全員、D.C.5に出演しているんじゃなかったかな?

そんなプリキュアを、舞台D.C.IIIと同じ市村啓二さんが演出している。しかも、年末には、全国行脚しているドリームステージをパワーアップさせた『ひろがるスカイ! プリキュア ドリームステージ♪ プラス』の上演が、上野の飛行船シアターで決定したとか。
「これって、ある意味、舞台D.C.5なのでは?」と個人的に思ってしまったり。

却説。

前作、『君と旅する時の魔法』に関することは、上映会のトークショーを受けて、そこで語りこぼしたことを記そう、というモチベーションで記事を書き始めたと記憶しているので、今作はどうしようかな? と思っていたのだが、よくよく考えてみたら『ミライへの伝言』は上演パンフレットで、演出の市村啓二さんと大体の経緯を語っていたのだった。

舞台『D.C.III~ダ・カーポIII~ミライへの伝言』は、2023年4月19日(水)~24日(月)の期間、上野の飛行船シアターで劇団飛行船さんによって上演された、『D.C.III~ダ・カーポIII~』舞台化企画の第二弾だ。
前作、舞台『D.C.III~ダ・カーポIII~君と旅する時の魔法
』と同様、脚本は僕、たけうちこうたが担当し、演出も市村啓二さんに続投してもらった、正真正銘の後継作だ。

舞台D.C.IIIの新作を上演したい、というお話をもらったのはいつだったか。

実を言えば、「舞台D.C.IIIの新作をやりたいと思っている」というお話自体は、2022年4月29日(金)~5月2日(月)の期間にオープンしたばかりの飛行船シアターで開催された『君と旅する時の魔法』の上映会に行った際に、劇団飛行船の偉い方から、軽くお話をしてもらっていた。
ただ、まあその時は(裏では企画が進行していたとは思うが)まだ非公式な与太話レベルだったので「さくら、登場させるとしたらどうしましょうね?」的な話をした程度だったと思う。

正式にお話をいただいたのは上映会が終了して、しばらく経った頃、CIRCUSさん経由だったと記憶している。
「桜が咲いたら、約束のあの場所で、またお会いしましょう」という言葉を現実にしたい、と言われれば、二つ返事で請けざるを得なかった。

真っ先にしたことと言えば、正式なネット会議の前に、演出家さんや制作さんと、あーでもないこーでもない、あんなことができたらいいな、こんなことができたいいな、的な非公式の与太話をしたくらいだが、コロナ禍でなかなかこういったコミュニケーションが断絶されていたので、大いに役立った気もする。
雑談から生まれる企画というのはいつの時代も重要なのだ。

ともあれ、前作でやり残したことはあったので、ここから、その「構想」をカタチにする作業が始まったのだった。

続く。
続くったら続く。

※前作『君と旅する時の魔法』に関するnoteはこちらのマガジンにまとめてます。


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