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自分の人生に影響を与えた曲3選

Spotifyさん、お世話になってます!

という忖度セリフを最初に言いつつも、僕は好きなアーティストのCDは買う派。

ジャケットの素材感とか、CD自体のデザインとか、歌詞カードでの歌詞の書き方とかそういうの引っくるめて楽しみたいのよ。

ただSpotifyを筆頭に、サブスクサービスは新しい音楽との出会いをつくってくれたり、お亡くなりになったウォークマンに入れてた音楽と再会させてくれたりするので大好き。

CDは買った上でサブスクでも聴くから良いのよ。


僕は仕事のある日は、ほぼ毎日『今日の1曲』シリーズを書き続けてるんですけどね。

『今日の1曲』は
仕事の昼休みにSpotifyのプレイリストのシャッフル再生で最初に流れた曲を紹介する
というルールでやってるので、言ってしまえば僕のnoteはほとんどSpotifyで成り立っていると言っても良い。
(最近は紹介した曲が増えすぎて、紹介してない曲になるまで曲を送ってるけど)

で、そんな僕が好きな曲を3つ選べって言われるともうメチャクチャ悩むわけです。
好きだからプレイリストに入れてるわけでさ。

なので僕の人生に影響を与えた曲って切り口で紹介できればなと思います。


1.カサブタ

まさかの最初っからSpotifyに無い曲なんですけど!

えーちょっと予期せぬ事態です。
Spotifyさんに忖度する記事を書くつもりだったのにSpotifyに無いわ。

金色のガッシュ!!のアニメ版主題歌ですね。
千綿偉功さんのやつです。
千綿偉功さんじゃないカサブタはSpotifyにありました。
でもちげぇんだよ。千綿偉功さんの声をよこせ。

まあSpotifyさんの問題じゃないのでしょうがないけどさ。

これ、なんで僕の人生に影響を与えたかって話なんですけど、僕が初めてお小遣いで買ったCDって金色のガッシュ!!のサントラなんですよ。

『チチをもげ!』っていう迷作があるから買ったわけじゃ無いぞ。

インストバンドのドラムをやってるくせに最初に買ったのがこれって恥ずかしくてこれまで秘密にしてたんですけど、事実なんだからしょうがない。

幼い頃親父の車で聴いてた曲はサザンとかELTとかだったのに、初めて買ったCDはチチをも…じゃなくてカサブタが入ったサントラなんですよね。

で、改めてカサブタ聴くとさ。
良いこと言ってんのよ。

明日へ続く坂道の途中で
すれ違う大人たちは呟くのさ

から始まり、色々諦めちゃった大人たちの言葉が出てくるんだけど、サビで

せめて頼りない僕らの自由の芽を摘み取らないで
水をあげるその役目を果たせばいいんだろ?

ですよ。
子どもの頃がむしゃらになって傷ついて転んで、カサブタ作ってたようなあの情熱を忘れたくないし、大人になったとしても冒頭で出てきたような言葉を浴びせるような大人にはなりたくない
ってめっちゃアツい歌なんですわ。

大人になると色んなことが見えてきて、頭が良くなったような気になるんですよね。
で、そうなると、妙に理解があるというか諦められるのも大人、みたいな価値観が生まれてくると思うんですけど、それが正しいわけじゃねーよなって思い出させてくれるんです。

ただのアニソンじゃないのよ。
大人になっちまった僕達こそ聴いた方が良い曲なのよ。

この曲を気に入ってCD買った当時の自分を褒めてあげたい!
これからは胸を張って、初めて買ったCDを語ってやるぞ!


同じCD内で

チッチチッチ、おっぱ〜い
ボインボイーン(ボインボイーン)

って歌ってる曲があるのは1回無視しようじゃないの。

ぜひ聴いてほしい1曲ですね。

Spotifyじゃ聴けないけどさ。


2.トレモロ

これもあんまりこれまで言ってこなかったんだけども、僕が最初に「このバンドが好き」ってなったバンドは多分RADWIMPSなんですよね。

実際には中学生の頃2つ目のアルバムの『発展途上』を聴いたのがキッカケなんですけど、2つ目のアルバムはSpotifyに無いからさ。

それまでは この曲好きだな〜 はあったんですけど、バンドそのものに興味を持って、そっから掘り下げて色々聴いていこうって思ったのは多分RADWIMPSが初めてだったんです。
新譜でたら買いたい!みたいなそういう感情ですね。

当時はまだそこまで有名ではなくて、この『トレモロ』が収録されてるアルバムの前後くらいに出た『有心論』って曲で若者世代に有名になったイメージ。

その後は皆さんもご存知のとおり、『前前前世』で社会現象になりましたね。
僕はどんどん音楽の好みが変わっていったので、4枚目のアルバム『アルトコロニーの定理』を最後にRADWIMPSは買って無かったんですけど。
でもやっぱ自分のバンド好きのキッカケになったバンドなんで、今でも聴くと感情揺さぶられる感じはします。

そもそも「トレモロ」って演奏法の1つなんですけど、簡単に言うと同じ音を繰り返し反復させて奏でるような演奏法なんですよ。
こんなこと当時は知らなかったけどさ。

歌詞を聴いていくと、

悲しみが悲しみで終わらぬよう せめて地球は回ってみせた
ほら 僕の鼓動も確かに 刻み始めた4拍子

とか、繰り返し続けるものが出てくるんですよね。
RADWIMPSの歌詞はえぐいシモネタから甘ったるい恋愛までめっちゃ幅広いんですけど、共通してるのは言葉遊びが上手いというか、ワードセンスが良いんですわ。

こういうところも多感なmsd少年には響いたんだよなあ。
トレモロの意味はわかってなかったけども。

じゃあ『トレモロ』がなんで当時好きだったかって言うと、
単純にメロディが好きでかっこいいなと思ってたからです。

それも1つの楽しみ方としては正解だよね。

大人になって再度聴くと違う楽しみ方もできるってだけで。

そういう意味では気軽に聴きたい曲にすぐたどり着けるSpotifyとかサブスクは便利だよなあ。

2つ目のアルバムは聴けないけどな。


3.relive

インストバンド、toconomaの中では多分1番有名な曲。
ズルいなあ と思わせるようなギターのカッティングがかっこいいぜ。

僕は今でこそインストバンドのドラムをやってますけど、元々そこまでインストバンドに詳しかったわけでもないんですよ。
ガッシュのサントラから入ってるくらいだし

大学生の頃色んな音楽は聴いたし、その頃からスペアザとかインストバンドを聴いてはいたんですけどね。
でもどっちかって言うとメロコアだったりゴリゴリのロックをメインに聴きながら、少しインストも聴く〜って感じだったんですよ。

それが社会人になってから、今の相方(ギター)の家でYouTube使って色んな音楽を片っ端からディグってたらたまたまこの曲に出会いまして。

なんかね、めっちゃかっこいいなと思ったんです。

曲自体もそうなんですけど、インストバンドってかっこいいなって思ったんですよ。

日本のかっこいいインストバンドって他にも沢山いるんですけど、急に視界が開けた気がしたのはこの『relive』がキッカケなんですよね。

初めて音楽を好きになった時のような衝撃をまさにrelive(追体験)したというか。

このキッカケで、ギターとドラムの2人でインストやろうって方向性が固まって今があるので、僕にとってはかなり大切な曲です。

ここから一気にインストバンドってくくりで色んな音楽を聴くようになりました。
toeとかも知ってはいたけど、ガッツリ色んな曲聴くようになったのはこれからだったな。

こういう風に気に入った曲から色々な曲をディグっていく時、Spotifyはめちゃくちゃ優秀です。

聴いている音楽から、「あなたへのおすすめ」みたいな感じで他の曲が出てくるんですけど、そのセンスがかなり良いんですよ。
特にインストだからか知らないけど、海外のインストバンドに出会えるのが本当に強い。
東南アジア系のバンドを好きになっていったのもSpotifyのおかげなんですよね。
これは忖度とかじゃなくて、事実としてSpotifyの強みだと思います。
自分の好きな音楽の世界が拡がっていく感覚、これはぜひ体験してみてほしい。

ライブで初めて生で『relive』聴いたときは、言葉にならない感情が出てきたなあ。


まとめ

というわけで、自分の人生に影響を与えた曲3選でした。

3つに絞るのは難しいけど、熱く語るには3曲が限界かもしれんな。

こうやって振り返ると我ながら不思議な音楽遍歴だけど、成長とともに聴く音楽が変わっていくのは面白いし、こうやって大人になってからまた当時の曲を振り返ると新しい発見があってそれも面白いですね。

アーティストのインディーズの頃の曲は無かったりするけど、昔を振り返るのにも新しい音楽に出会うのにもSpotifyは優秀なツールだと思います。

さて、僕は久しぶりに『チチをもげ!』を聴きたいからCDをひっぱり出してこようかな。
ボインボイーン。


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