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R-1グランプリの感想をば。

まずは

ゆりやんレトリィバァさんおめでとうございます!

とりあえずこれから始めないとね。
5度目の決勝で遂に優勝。
本当におめでとうございます。

Twitterで ゆりあん って間違えられてるツイートたくさん見つけました。
改めてゆりやんさんおめでとうございます。

個人的にゆりやんレトリィバァさんは別に特別好みってわけでは無いんですが、今回の決勝の結果は納得かなーという印象です。

個人的な好みで言えばマツモトクラブさんが1番好き。

ただあの芸風に対してあの審査員の皆様
敗者復活からの出順、
色々総合的に見ると難しいよね。

森本サイダーさんとかも面白いんだけど…
ネタのチョイスが違ったんじゃないかなあ…

…書き始めると長くなりそうなので
決勝の3人だけピックアップして、個人的な感想を。

3位 かが屋 賀屋

ネタの完成度はやっぱ高いですよね。
ちゃんと展開作ってて、ネタの主軸はおならだけどおならだけで終わってない。
そりゃ彼女の家すぐ戻って消臭剤の匂い漂ってたらそういう誤解招くよなーと、観客側から見てて納得できるというか、ストーリーが破綻して無くて面白い。

彼氏を最初見送ったあとの賀屋さんの表情とか、カメラがちゃんと最後まで捉えきらずに切り替わっちゃったけど良い表情してた。

細かいところまでちゃんと練ってある印象。

だけどなあ…ネタがかが屋なんですよね。
かが屋の賀屋として出場してるからそこに問題があるとは全く思わないけど、舞台上に加賀さんが見えたのは僕だけですか。

透明な加賀さんが見えるほど賀屋さんの表現がきちんとしていたってことなんだろうけど、加賀さんが見えちゃうと「本物の加賀さんがいた方が良いな」とか思ってしまったり。

ピン芸の頂点を決めるR-1グランプリという舞台で、こういうコントが優勝かと聞かれると僕は うーん となってしまう。

これまで積み重ねてきたかが屋の世界観を、あえて決勝で壊してくれたらめっちゃ面白かったんじゃないかなーとか思ってしまいました。

ただ加賀さんも無事先日復帰されて、これからかが屋として活躍の場を広げていくと思うので、かが屋のスタイルを貫き通したという意味では良かったのかなとも思う。

こういう意見が出てくるのは、むしろ賀屋さんにとっては褒め言葉なのかもしれない。

2位 ZAZY

ZAZYさんもスタイル貫きましたね~
貫く中でレベルアップしてることは充分わかって、個性を全国に轟かせたって意味では一種の成功かも。

賀屋さんのネタとは違って、観客側の納得とかそういうのは無く、独自のフリップとリズムネタを魅せつけた、という感じ。

完成されたピンとしてのスタイルとそれを貫く姿は、審査員受けも良かったんじゃないかな。

ただそれだからこそ、決勝の冒頭のツカミの甘噛みだったり、フリップにクリップをつけたままにしてしまったり、最後のオチの なんそれ の そ が出なかったりってのは痛すぎるかなあと。

クリップつけたままってのは凡ミスで、起きちゃったことはしょうがないけどネタ中に素に戻ってしまってた。
あの舞台でそれを笑いに変えるのは本当に難しいことだと思うけど、カバーしきれなかった姿は残念でした。

普通のお笑いライブならまたちょっと違うんだろうけど、賞レースであれはもったいないですね。

1つ1つのフリップのリズムが最後1つに集約されていく構成は面白かったと思う。
だからこそミスは残念でした。

1位 ゆりやんレトリィバァ

おめでとうございます。

予選の最初で おっ っと思ったんですよね。
あるある、みたいな描写で舞台もリアルな小道具たち。
これまでのゆりやんとはちゃうぞ、と思わせるような入り

結局そのあとはゆりやんさんの個性が爆発するわけですが、あの緩急は良かったなあ。
ロッカーに植物のとことか、それまでは「リアルの中に異質なゆりやん」って構図だったのが「リアルも異質」になってきて面白かったですね。

あれで予選を突破できるのかはリアルタイムではわからんかったけど、無事予選を突破。
その記憶が新しいままに決勝…ということで、勝因の1つは出順もあると思います。
運も実力のうちなので全然否定的には思ってません。

で、決勝のインタビューなんですが
予選だけでなく、これまでのゆりやんさんのキャリア全てが前フリかのような本気ネタだったなあと思いました。

基本的にゆりやんさんはゆりやんレトリィバァという個性で勝負してる芸人だと思ってるけど、これまではネタとして演じてたんですよ。
キャラを演じていて、そのキャラクターで笑いをとってたわけですが、決勝はゆりやんレトリィバァという人間がキャラになってました。

インタビューに答える形で、観客側の思ってる(であろう)ことに触れていくスタイルは、好き勝手やってるようでこれまでとは全然違う印象を受けましたね。

ある意味、決勝でゆりやんレトリィバァさんだけがスタイルを壊したような気がします。
でもゆりやんさんの良いところはそのまま壊さずバランスを保っていた。
あのバランス感覚も含めて本気ネタだなあと。

めちゃくちゃ笑ったかって聞かれるとそういうわけじゃないんですが、総合的に見て見事なネタだったなと思います。

インタビューだけで終わってもいいのにシャワーまで浴びてたな笑
ああいう描写あってこそのゆりやんレトリィバァという感じはするけど。

まとめ

と、いうわけでR-1グランプリの個人的感想でした!

それぞれ思うところがあって結果に納得いく人もいかない人もいるだろうけど、僕個人としては今回の決勝の結果は納得の結果です!

前M-1グランプリについて書いたので、R-1も書いとかんとなーと思い書きました。
KOC書いて無いけど…。
KOCは何度かエントリーして何度も落ちてるからかな笑

また次の年末、年度末が楽しみですね。


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