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サバゲフィールドとの付き合い方のススメ

最初に

Twitter上ではサバイバルゲームのユーザーとフィールドに関係した炎上が度々発生します。
その炎上を見てお気持ちを表明した人も、していない人も、総じて何か違和感を感じているのではないでしょうか?
「え?怒るポイントそこ?」
「いやいや対処の方法違うんじゃない?」
「取り巻き使ってまで追い込むのかよ」
等々、口には出さなくても、その様相に違和感を感じた皆様、その感覚は間違ってはいません。

ユーザーを始め、そのトラブルの原因がフィールドにある事も少なくないのです。
それは特定のフィールドの運営側が、コンプライアンス意識から常識やモラルまで、全く持ち合わせていない場合があるからです。
その一端が露呈した時、一般的な常識やモラルの範疇で生きる社会人は違和感を感じるのです。

その為、特定のフィールドと距離感を見誤り、肩入れしていまうと人間関係で苦労したりあらぬトラブルに巻き込まれたりします。
下手したら逃げ場を無くして、サバイバルゲームが出来なくなる可能性もあります。

今回は、サバイバルゲームをするフィールドに焦点を当て、特定のサバイバルゲームフィールドに肩入れしない方が良い理由と適度な距離感をもって利用する為の注意事項をご紹介したいと思います。

一部のサバイバルゲームフィールドは殿様でないとやっていけない。

そもそも全てのサバイバルゲーム愛好者が遊ぶフィールドを選べる環境ではありません。
それはフィールドやユーザーが少ない地域が存在するからです。
そのようなフィールドを選べない環境になると、フィールドは少ない分母であるユーザーを独占した状態になりますし、逆に同業者がいたとしたらそれから独占しないといけません。
つまり数少ない場所で遊ぶユーザーと、そのユーザーを囲い込みたいフィールド側と共依存の関係になります。

フィールドがサバイバルゲームを本業としてでなく、税金対策や完全な副業としてサバイバルゲームフィールドを経営している場合、この種のサバイバルゲームフィールドは比較的ドライで依存し合う関係にはなりにくいですし、安心して利用できます。

ショップが特定のフィールドも経営している場合は依存度合いがかなり強いです。(経営者が違ってもズブズブの場合は似たような状態として考察)
ショップとフィールド、つまりユーザーから見れば物を購入する入口側と、物で遊ぶ出口側をコントロールされています。

また特徴としてそのようなショップの販売価格は決して安くありませんし殿様商売なので一見さんお断り的な雰囲気だったり、常連以外は入りにくい雰囲気だったりする事は珍しくありません。

しかし、そのようなショップの場合(特に店舗の場合)は地域のユーザーのサロン的な側面もあるので、お付き合い用のお布施として、安くない値段で消耗品位は買ってもいいと思います。
(エアガン本体は単純に損だと思いますので、大手エアガンショップの通販がオススメです。)

今は聞きませんが、ショップが運営しているフィールドで使用できるエアガンは、そのショップで買ったエアガンに限るといった阿漕な商売をしていた地方のショップもあったみたいですよ。
(あれ?大手メーカーでもどこかで聞いたような…すぐ消えたけど)

依存度合いが強ければ強い程、地域のサバイバルゲームフィールドはユーザーに対して優位になり、ここに文字通り"殿様"や"お山の大将"が生まれるのです。

特定のフィールドは運営と常連の馴れ合いで成り立っている。

特定のフィールドにある特徴としてルールとマナーが良いフィールドと悪いフィールドの差が、とても大きいです。
常連がルールを守りマナーを遵守する模範的なプレーヤーだった場合は、そこのフィールドは良い場所となりますが、そうでなかった場合は真逆になります。
この理由はそのフィールドとそこで開催されるサバイバルゲームが、運営と常連の馴れ合いで成り立っているからです。

それでは直接見聞きしたお話をフィクションを交えて記述したいと思います。

友人のA氏(以下、A氏という。)がとある地方に長期出張していた時期の事です。
そこは迷路状のバリケードが立ち並ぶ部分と若干の森林が並列するフィールドでA氏は初めて参加する場所でした。

A氏は朝のチーム分けから違和感を感じました。
チーム分けが常連組VS一見さんや初心者の組み合わせで、何かしらの意図を感じるものなのです。
(関東の大手フィールドではゲームバランスを見て運営側が常連と初参加者や初心者をミックスしてチーム分けをします。)


そのフィールド、特にこの迷路状の部分を攻略する為、A氏はフレキシブルカメラを持ち込んでいました。

写真は近似種のカメラ

勿論、レギュレーションには一切抵触していません。
フィールドの構造物に関しても"屋根があるもの"という前提条件は当該フィールドのレギュレーションにも朝の説明でもありませんでした。
当然の事ながらこのフレキシブルカメラは違法性があるものでは無く、完全な合法品であり単なる道具です。

効果は抜群で、無双と言っても良い戦果を発揮し始めたのです。
たまたまその日一緒になった他のプレーヤーがA氏を援護して、A氏がカメラで相手を探し、見つけた相手の情報を共有して追い詰め、協力するプレーヤーがヒットしていく協同連携はもはやFPSのようだったそうです。
(サバゲ1回目の初心者の方が”そんなチート装備が存在するのか”と感嘆していたとA氏より聞いています。)

しかしここで突然終わりが来ます。

圧倒的な戦果でゲームを終えた後、セーフティに戻るとフィールドの管理人が苛々しながらA氏の所に来ました。

「あのさ、何使ったの?見せてくれる?」

A氏はカメラの事だと思い、カメラを渡すと乱暴にA氏から奪い取り、セーフティの喫煙所にたむろしている相手プレーヤー達(常連)の所に持っていきました。
オーナーと複数人のプレーヤーはこちらをチラチラと睨みながら何やら話しています。

しばらくしてフィールドの管理人が戻ってくるとぶっきらぼうにこう言いました。

「常連が怒ってるから、使わないでもらっていい?」

なんと常連の一言でレギュレーションが追加されてしまったのです!

ならばセミオート限定のルールで、電子トリガーの力を使い狂ったように自称セミオートのばら撒きを行う常連はどうなのでしょうか!?
当たってもヒットと言って退場しない、ルールを守れない常連はどうなのでしょうか!?
…とも思ったA氏ですが、社会人ですし、何となくですが関わったら危険な匂いがした為スルーしました。

つまり常連を楽しませる"養分"でしかなかった連中に、予想外の方法で反撃されたのが癪に触ったのです。

こんなフィールドがルールを守らせる筈も無いですし、入り浸る常連のマナーなんか期待出来る筈がありません。

ユーザーが少ない地域のフィールドは個人情報ダダ漏れ


これは実際に見た話です。

特に女性プレイヤーの方、注意して下さい。

特定のフィールドでは個人情報がダダ漏れの可能性があります。
一部のフィールドでは自衛の為、マナーの悪いユーザーに関する情報を近隣のフィールドと情報交換しているという話も聞きます。
(それも個人情報保護のコンプライアンス的にどうかと思いますが…)
それは健全なフィールド運営の為に個人情報を利用しているというロジックです。

フィールドは個人情報保護のコンプライアンスを理解した上で、自衛の為に最低限の個人情報を共有していると信じたいですが、全てのフィールドがコンプライアンスの意識があるとは限らないのです。

もう一度言いますが、これは実話です。

とあるフィールドでスタッフと常連が楽しそうに会話をしていました。
常連が、前にそこの定例会に参加していた初心者の女性が可愛かったと発言しました。

するとスタッフが、いつ行われた定例会か聞き、参加の際に書く名簿の過去分を見始めたのです。

スタッフ「ああ、多分この女の子じゃないかな?〇〇に住んでるね」

常連「マジ!?俺の家近いじゃん!どこだろ!?」

するとスタッフは番地まで教えて常連とスマートフォンの地図アプリで家を確認し始めたのです。

個人情報がダダ漏れの状況に唖然としました。
しかもその女性の住所を複数人の常連と確認しているのです。
更に一緒に来ていた男は恐らく彼氏だとか、容姿、体型の話など聞くに堪えないものでした。

特定のフィールドでは、参加者の個人情報はダダ漏れの可能性があります。
特に女性の方は注意して下さい。
多分共有されていますし、下手したら盗撮されています。

このようにコンプライアンス意識も希薄で、殿様商売故に自分勝手かつ一般社会の常識や慣習を一切持ち合わせていないフィールドは間違いなく存在します。

しかもそこしか知らない、他に選択肢が無いユーザーはそれが当たり前の状態なので、常連にクラスチェンジするとフィールドと徒党を組むのです。

ここまでが実例に基づいた、距離感を見誤ると大変な特定のフィールドの実例です。

しかし、フィールドが選べない。
若しくはどうしても特定のフィールドを利用しなければならない。
そんな時、特定のフィールドとお付き合いする際にはどのような事に注意すればよいかを以下で解説します。

特定のフィールドとお付き合いする際の注意事項


1 女性は個人情報を出さない努力をする
  身分証の提出を求められない限り、偽名や関係ない地域のコンビニ等の住所を書く。
 若しくは連名での予約が可能なら代表者にならない。

2 常連には付かず離れず
 仲良くなろうとしない、こちらからコミュニケーションを試みない。
 話しかけられたら話す、あまり深く付き合わない
 サバゲが終わったらすぐ帰宅

3 SNSではネガティブな事を言わない
 フィールド側にモラルもマナーも無い癖に、自分達にちょっと悪い感想を持たれただけで過剰反応する場合があります。
 連中は常連含めてエゴサーチを欠かしません。
 少し窮屈でしょうが我慢して下さい。

4 身の上話をしない
 個人情報にも繋がりますが、仕事、家庭環境、住所など個人を特定するものに繋がる情報は話さない方がいいです。
 むしろ無用な会話をしない方が良いです。

5 ルール遵守やマナーを期待しない
 仮に参加したとして、ゲームの様子や常連のマナーを見てダメそうなら諦めましょう。改善は無理です。

6 サバゲに行くコストを見直し、遠征中心にする。
 遠征中心にして比較的にフィールドが集中する地域の評判が良いフィールドを利用する。

最後に

ユーザーが少なく、ユーザーとフィールドが依存し合うような地域でも良いフィールドは存在します。

利用するユーザーがルールとマナーの手本となり、自分達の遊ぶ基盤であるフィールドを守っている場所は数多くあります。

しかし、その反面、一切コンプライアンス意識もルール遵守もマナーも持ち合わせていないフィールドも存在します。
それは仕方ありません、人間ですから。

大切な事は、まずしっかりとどんなフィールドが見極めて、適切な距離感を保ちながら自分のペースで趣味を行う事です。

無理に仲良くなる必要はありませんし、関わる必要はありません。

しっかりとどんなフィールドか、どんな常連が来ているか見極めて楽しいサバゲライフを送りましょう。

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