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今年新発売になった新しいMTタイヤをテスト!

今年新発売になったファルケンタイヤのワイルドピークというブランドの新しいMTタイヤをテストしました。

ジムニー用のアフターマーケットサイズとしては、一番無難な185/85R-16というのは新鮮味がありませんが、今後のサイズバリエーションアップに期待が持てます。

このサイズは他銘柄も含めて非常に硬い、重いが当たり前になってしまうサイズなので、このあたりには大きな期待はしていなかったのですが、確かに重いのですが、乗り心地に関しては硬いと感じませんでした。ちなみにテスト時のタイヤ圧は前後とも1.8kgです。

トレッド面は多くのMTタイヤよりも目が細かく、極限のドロ状態では無理があると思いますが、そのような状況の時は、どんなタイヤもダメなので、逆にMTなのにこの乗り心地と静けさと言う部分に好感がもてます。

トレッド面が細かいですがタイヤの角も段違い処理がしてあり、サイドウォールにまでしっかりオフロードでのトラクションを得ようとする処理があり、この部分が実際のモーグルやV字等、タイヤの角付近のグリップ力が必要な場面で良い仕事をします。

オンロードでの直進時のセンター付近等は若干甘いのですが、このタイヤを履かせて、手首の動きだけでワインディングを軽快に走ろうというようなジムニー乗りの方もいらっしゃらないでしょうし、全然不満に感じるほどでもありません。

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リフトアップされた新型ジムニーがオフロードで遭遇するあらゆる障害で良い仕事をしてくれると感じます。土の路面から露出している岩や木の根等は傾斜地だと踏んだ瞬間横滑りがあったりして怖い思いをしますが、このタイヤのトレッドは柔軟に変形して表面を上手くグリップして滑り難く安心して走れますので、河原の濡れた石ころの上もオールテレーンタイヤのような走りも可能です。

従来から発売されている同サイズのタイヤで言えば、ヨコハマ ジオランダーM/Tよりはオンロード重視で、トーヨー オープンカントリーR/Tよりはオフロード思考という立ち位置だと思います。

いずれにしろ、ジムニーユーザーにとって後悔のないタイヤの選択肢が一つ増えたことは間違いないです。

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