2022/02/13

初めて句会(皆で俳句を出し合って喋るやつ)に出て、とても楽しかった。
歌会(皆で短歌を出し合って喋るやつ)にはよく出ていて歌会も楽しいのだけど、句会には句会の魅力があった。
なんとなく俳句は短歌よりも動きづらい感触があった。大きい岩をみんなで囲み動かしてみたり少し離れて形状や色について話してみたり、その「めいめい感」がよかった。歌会はどちらかというと人間側のアクティブな働きかけが求められるので(まあ、その能動的な感じも楽しいのですが)句会の俳句のほうを中心に進んでいく感じは新鮮で面白かった。

句会に出るにあたり、さすがに無防備で出るのは良くないと思いフキちゃんや館野さん、松田さんに特訓してもらった。ありがたいことです。
「季語」という磁場?重心?を常に感じながら定型を成り立たせるのが川柳・短歌と違っておもしろいですね。

『天の川銀河発電所』を読んだりもしました。

人参を並べておけば分かるなり
/鴇田智哉『凧と円柱』

(すごっ、、!)ってなりましたね。「分かるなり」のあとにある余韻の質量や手ざわりが「人参」というモチーフと「並べる」という動作性によって導き出されているのがすごい。「分かる」という感情を誰にも手渡さないぞ、という強い感情を纏っているようにみえる。


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