元カノが死んで1年経った。

タイトルの通りです。

元カノが死んだというか殺されて1年経ちました。

本日のBGM

「死んだら君に会えるかな」と時折思うけれど、相変わらず僕は息をしています。

誤解されたくないから最初に書くけど、恋愛感情が残っている訳ではないよ。
死んだ人に好きも嫌いも届く訳ないし、プラマイゼロって感じです。

思い出すと息ができなくなるし、たまに会いたくて仕方ない日もあるし、忘れたくて仕方ない日もあるけれど、過去に目を瞑って息をしているよ。

この1年いろいろな事があって、君に伝えたい事がたくさんある。
君という人間が生きていた事を誰かに知ってほしい気持ちもある。

だから、せめて今日くらいは弱音というか本音を吐かせてください。
僕のことを好きな人は読まない方がいいです。

君へ

正直いうと、君のことが大好きで大嫌いでした。
世界で1番大好きだし、世界で1番大嫌いでした。

でも、死んだら愛情も憎悪も矛先がなくなって。
死んだ人に好きと伝えても意味ないし。
死んだ人をいくら憎んでも仕方ない。
だから、無感情というかプラマイゼロなんです。
プラスもマイナスもなくなってゼロになった。

けれど、時折君に会いたいと思う日はあります。
それは「君と恋愛がしたい」訳ではなくて。
「成長した僕を見てほしい」という気持ちです。

メイクも覚えたし、髪型も変えた。
自分のなりたい自分になって。
自分の事を好きになれた。
あの頃より絶対格好いい自信がある。
だから、君にも見せたかったな。

たぶん精神的にも成長したと思う、たぶん。
あの頃は、自分のことで手一杯で。
君にも優しくできなかったよね。
すごく愛されていた事も今なら理解できるよ。もう遅いけど。
デートの度に毎回違う服を着てくるなんて、すごく大変な事だよね。
僕が頼んだ訳ではないけれど、そこまで愛してくれてありがとう。
愛情が重すぎて、束縛が激しすぎて。
僕は壊れてしまったけれど。
君なりの愛情表現だったんだよね。
あの頃の僕は子供で、抱えきれませんでした笑

そんな僕が、大人になろうと思うきっかけをくれたのが君でした。
君と出会う前の僕は、実家暮らしの引きこもりで、要するに子供でした。
そんな僕に君は「実家を出て同棲したい」という原動力をくれました。
君がいてくれたおかげで、僕は実家を出て大人になる事ができました。
「生きたくない」と膝を抱えていた僕が「生きたい」と一歩を踏み出せた。
きっかけをくれたのは間違いなく君だよ。

今の僕があるのは、君がいてくれたおかげなんだ。
だから、僕は前を向いて生きなくちゃいけない。
君が生きていた理由を無駄にしないためにも。
だから「さよなら」ではなく「おやすみ」

気が向いたらまた書くね。おやすみ。

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