見出し画像

日本語における「てにをは」の使い方をマスターしよう!

「てにをは」とは?

日本語で文章を作成する際には、必ず「てにをは」が使われます。

「てにをは」とは、日本語文法で「助詞」と言う品詞に分類されます。

例えば、次の文を読んでみてください。


(1)ジョンさんはマリーさんに花をあげました。

画像1

誰が誰に何をあげたか、すぐにわかりますよね。

では次の文ではどうでしょうか。


(2)マリーさんにジョンさんは花をあげた。

(3)花をジョンさんはマリーさんにあげた。


語順は異なりますが、内容はほぼ同じです。


世界の言語の中には、このように語順を入れ替えることができないものもありますが、日本語では先の「あげました」の文のように、文末が述語(この場合、文末が動詞「あげる」)という原則を守れば、語順を比較的自由に入れ替えることができます。これは助詞が「誰が」「誰に」などと文中における語の意味関係を明確にさせる働きを持っているからです。

普段何気なく使っている日本語を見てみると、このような仕組みになっているのです。そのため、この助詞をきちんと使うことで、わかりやすい文を作ることができるのです。

ここでは、日本語における代表的な助詞12個を見ていき、その意味や機能を整理していきましょう。それらを把握し、意識して使うことで、洗練された文章を書けるようになります。

ここから先は

2,241字
この記事のみ ¥ 300

あなたのサポートが記事を生み出す原動力になります。 ご協力よろしくお願いいたします。