高田公太46歳のエッセイ
■いつでも構わない 高田公太
めでたく四十六回目の誕生日を迎えた。
わたしは「いつ死んでもいい」とよく口にするのだが、どうもネガティヴな響きがあるようで、これを聞いた人から妙に気を遣われてしまう。
こちらからしたら、「(どうせ死に際なんて選べない。いつ何時、操作を誤った車両が自分にぶつかってくるかも知らないし、何かの病気にかかる可能性は歳を取るごとに増える。だから、毎日を精一杯生きて、悔いのない人生を歩もうとわたしは努力しているわけで、)いつ死んでもいい」という物凄くポジティヴな話なのだが、どうもこの丸括弧内に書いたことは、共通認識と見做されていないらしい。みんな、もっと前向きになりましょう。
「死」という言葉にネガティヴな印象が込められ過ぎているのだと思う。
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