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【詩】夕暮れ

友達は夕暮れ、やることはダンス、ぼくは都会にいないから、その光景もその空気も知らない、だから、友達は夕暮れ、やることはダンス、ぴかりと光る鍵をカバンに忍ばせて、起立、礼、着席をしているのはきみと同じ、わからないこともあるけど、わかることもある、それはきみと同じ、うんざりするようなウソとカクシゴトに疲れてしまったから、友達は夕暮れ、やることはダンス、逃げちゃいない、いや、逃げたとしてもそれは逃げたわけじゃなく、それしかやりたくなかったというぼくの意思がそうさせたのだから、悪いことは一つもない、だから、友達は夕暮れ、やることはダンス、昨日作った物語では明日が必ずやってくる結末、

ぼくは、人の、ために、なりたい、

ただ、それだけが願望で、みんなに生きてほしい、絶対に生きてほしい、いなくならないでほしい、だから、友達は夕暮れ、やることはダンス、本当の気持ちは、確かな気持ちは、小さな声で、空というほど上ではなく、地というほど下でもない場所に、置くように、捧げるように、かざすように、混ぜるように、そうやって、涙と共に、流すだけで、ほら、輝きだした、ほら、輝きだした、ほら、輝きだした、

友達は夕暮れ、やることはダンス。
ぼくは人のためになりたい。
みんな、いなくならないで。

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