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耐震等級3だけでは、地震に強い家はつくれない?

地震大国といわれる日本では、住宅の強度というのは非常に大切なポイントです。

そんなことはわかっている。耐震等級3の家を選べばいいんですよね?
ちょっと待ってください。
実は、それだけではダメなんです。

では、なにが他に必要なのでしょうか?

それは、『シロアリ対策』です。

どんなに強い造りにしても、シロアリに食べられて脆くなった柱では、家の強さを保つことはできません。

実際に1995年の阪神淡路大震災には、シロアリの被害を受けて、柱の強度が弱くなっており、倒壊する建物がたくさんあったんです。

通常は、住宅を建てる上でシロアリ対策は法律上、措置をしなくてはいけません。主な方法は、3つあります。

①土壌処理・・地面(土中)に薬剤を散布する
②木への処理・・木材の表面に塗る
③ベイト工法・・エサを置き、巣に持ち帰らせて繁殖を防止する

多いのは、①と②の方法が多いですね。

基本的には、約5年程度で効果が落ちるので、再び塗布するか、散布するかなどで、保証が更新されていくケースがほとんどです。また、家が建った後は、壁の中に覆われた柱を塗ることはできなくなります。

それにしても、5年おきのメンテナンスは結構大変ですよね。では、半永久的に効果が持続するものはないのでしょうか?

実は、あるんです。

それが、ACQ材といわれるものです。会社さんによっては、緑の柱と表現するものです。

こちらは、あらかじめ構造体に使用する木材に、シロアリが嫌うような薬剤を注入しておきます。そうすることで、防腐・防蟻の処理が済んだ状態で材料として使用するわけです。

最初から注入しておくことで、壁で覆われた部分の柱も半永久的にシロアリの被害から守ってくれます。

つまり、地震に強い家を造るためには、耐震等級3の家づくりをするのに加えて、シロアリ対策が万全なACQ材を利用することをおススメします。

緑の柱については、動画の14分17秒あたりからご覧いただければ、緑の柱重要性をご理解できると思います。

ぜひ、お時間がある時に参考してみてくださいね。

           ~まとめ~

地震に強い家を造るためには、

①耐震等級3の家を建てること
②シロアリに対策を十分に考えること

以上の2点を考えていくことが大切ですね。

地震に強い家を造るためには、こちらの記事も参考になります。
ぜひ、あわせてご覧ください。






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