夏はすぐそこ #かん味処

もう5月も終わり、6月に突入直前の今日。
夏はまだ先だなとおもっていたが、もうすぐ夏。
このあたりは高原エリアで冬の寒さがそこそこ厳しいので、春から秋が販売のメイン期間となる。
そして観光地なので、8月が思いっきりピーク。そして間をおかず紅葉シーズン突入。つまり、一番の稼ぎ時。
その夏のトレンドはすごく気になるところです。
観光需要はどうなのか、消費動向はどうなのか。昨年来続くコロナ禍の影響がこの夏どう出るのか。

消費動向は昨年とは違うかもしれない

今年に入ってから、生鮮野菜の消費支出の低下傾向が続いているとのこと。そして外食産業は復調の兆し。

自粛疲れ、手間ひまかけなくなった、いろいろ要因はあるだろうが、その傾向は今後も続きそうとのこと。

とすると、ECでの販売はどうなるのか。
単純にパイの奪い合いとなり、全体的な伸びは緩やかなのか。

一方、飲食店などへの卸はコロナ前まで戻らないにしても、昨年よりも良くなるのか。

こたろうファームの向かう先はどこかのか

多品種栽培の利点を活かし、飲食店や観光施設への卸メインから、徐々に個人向けの宅配を強化していった昨年。

強化したとはいえ、まだまだ卸のほうが大きい。
6月からは産直ECへの出品もする。

大きなトレンドをとらえつつ、強化するところを今一度考え直す必要がある。さらに今夏のオリンピックも大きな影響を及ぼすことは間違いようだ。

物流の規制が秋以降の消費動向にどのような影響を及ぼすか

オリパラ期間中は物流規制が入る。通常の流通に関しては計画的に運行されるので問題ないが、宅配便などの個配については、
時間指定はダメよ
着日も遅れるかもね~~~
ということのようで、実際問題、生鮮を送るのは厳しくなりそう。

ということは、自社HP、産直ECとも首都圏向けは実質送れないと思ったほうがいいレベルかもしれない。

対策はいくつかある

慌てても仕方ないので、うちとしてはどうするのかということ。
1,定期便、単発のご注文とも、期間中首都圏向けの配送はやめる
2,ピックアップ(来店いただく)仕組みを導入する
  ※事前決済できる仕組みが必須
3,脱出組が近隣観光地にいらっしゃることを想定し、現在お取引いただいている観光施設への卸を強化する
※特に1はまだ決定事項ではありません

問題は、夏以降の個人向け配送が、この期間をきっかけにガクンと落ちる可能性があること。首都圏のスーパーが品揃え豊富になってきているので、ある意味通販をやめるいいきっかけ。わざわざ送料かけて注文しなくてもいいや、となりうる。

食のコンシェルジュ?

コンシェルジュというと難しく聞こえるが、食を豊かにするパートナー的な存在になることが、生き残りの考え方のひとつ。
それには、自分の作っているものの優位性、そしてその食べ方や使い方、それによってどうなるのか、ということまでお客様に提案し、受け入れていただくようにする必要がある。

昔八百屋さんが持っていた情報を今は生産者が持っているし持つべき、そして消費者に伝えるべき。

売って終わりではないのが商売の世界。農家も作るだけで終わるのではなく、それを販売し、次に繋げていくのが大きな仕事。

やることは明確。具体的に一歩をすすむために、消費者に伝えられる情報をインプットし、そしてアウトプットする。さらに事前決済含めた消費者が少しでもストレスなく購買できる仕組みを導入していきたい。

夏はすぐそこまで来ている!


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