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こたろうトマト2022 全39種 その1 桃太郎トマト

今年作る品種紹介第一弾は、研修から始まり就農した年からずっと作り続けている「桃太郎トマト」

就農する前の1年間は、この地域ではトマトづくりで有名な農家で修行しました。そこで作っていたトマトが桃太郎トマト。

トマトはもともと好きでしたが、研修前は「桃太郎トマト」という品種があることすら知りませんでした。東京にいたころ(2000年頃)はスーパーで買うトマトは味がない、おいしくない、実家の山形から送ってもらうトマトはうまい、そんな程度の認識。当時、山形から送ってもらっていたトマトが桃太郎かどうかはわかりませんが、想像するに樹で熟させていたトマトだったんだろうなと思います。

研修先のトマトはそれはもううまいのなんのって。甘みも酸味もバンラスよく、トマトに惚れ直した瞬間でした。

桃太郎トマトって有名ではあるかと思いますが、品種名としてはまだ知る人ぞ知るぐらいの感じかと思います。

開発当時の秘話はこちらからご覧ください。タキイ種苗さんのホームページです。

好みの熟し度合いを見つけてみてください

買っていただいてすぐ食べるのももちろん十分おいしいですが、お好みまでご家庭で追熟していただくとよりおいしく召し上がっていただけると思います。

追熟は簡単です。常温でそのまま保管してください。冷蔵庫に入れると追熟は可能ですが、時間がかかります。キッチンの空きスペースに置いておくだけで十分です。

赤い状態で買ってきたはずのトマトがさらに赤みがましてくるかと。
もちろんみなさんのお好みもあるので、ちょっと青くさい硬めがよければかってすぐのほうが良いかもしれません。

桃太郎トマトの場合、追熟しても硬さは残ります。
硬さは残るけど、青くささが消え、甘みがましてきます。

一袋トマトを買うと3~4個入っているかと思います。
まずはすぐ1個食べてみる。それ以外は常温で追熟。
翌日か翌々日に1個、そしてさらに1~2日おいて1個というようにお試しいただくと、ご自分の好みが見つかるかと思います。

おすすめはなんといってもサラダ!

さてさて、桃太郎トマトのおすすめの食べ方はいろいろありますが、なんといってもサラダで。

切ってそのままが一番美味しいと思います。
ちょっと旨味甘みを増したければ、軽く塩をふって。

実はこの塩をふったら、2~30分常温で放置するとさらに旨味が増します。塩をふると水分が出るかと思いますが、その出てしまった水分はドレッシングやスープにお使いください。

ギュッと旨味の詰まったトマトになります。

冷やすのは食べる直前に!

先程追熟のお話をしましたが、ずっと冷蔵庫に入れておくとなかなか熟しません。

食べたいなと思ったとき、その直前に冷蔵庫で冷やしてください。
ただ、冷やしすぎると甘みや旨味を感じにくくなります。

真夏の暑いとき以外は常温で食べていただくのが一番いいかもしれません。

実は焼くともっとおいしいです

トマトは生でというのがほとんどかと思いますが、ここは思い切ってオリーブオイルと塩コショウ程度で焼いてみてください。

焼き加減もお好み次第。
焼きすぎるとソースになってしまうので適度に(笑)

焼いたトマトをそのままステーキ風に食べたり、焼肉やBBQで一緒に焼いたり。ハンバーグの上にのせたり、朝食で目玉焼きに添えたり。

生で食べていたときとは全然違うトマトをお楽しみいただけると思いますよ。

こたろうファームの桃太郎トマトは7月から販売予定です。単品販売は実はやっていませんが、カラフルトマトのセットや野菜セットなどに入ります。

また、那須高原に来ていただければ、無人販売所や各マルシェで販売しています。

ぜひぜひ、那須高原の夏の桃太郎トマト、樹で熟した味をお楽しみください!!!

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