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JAPAN JAM2022へ行ってきた

昨年に引き続き、今年もJAPAN JAMへ行ってきたぞー!!!

昨年の記事はこちら↑

昨年は初日だったけれど、今年は最終日に参加!

チケットを取った時点では新幹線で向かうつもりだったけれど、引っ越したことによって在来線だけで行ける距離感になった。これは思わぬラッキーだった。

会場の最寄駅は昨年よりも人が多い印象。やはり、状況緩和により動員数を増やしてるんだなというのが電車を降りた時点で実感できる。 

入場ゲート

昨年も思ったことだけど、駅から会場までほんと近いな。パンデミック以前に幾つかのフェスに行ってた身だけど、JAPAN JAMは群を抜いて駅と会場の距離が近い。シャトルバスを使う必要もなく歩いて会場へ向かえる。道も一本道だしとても分かりやすい。
この時点でフェス初心者に対してもハードルが低いなと個人的には思っている。

開演時間の1時間半前に駅に着き、早めに入場してグッズを買ったり朝ごはんを食べた。
朝だからさっぱりしたものが食べたいという同行者の希望により、さっぱりしてそうなラーメン。

のとぐろ&シジミの黄金中華そば

うん。とてもさっぱり。特にシジミの風味が染みる。若干昨晩の酒が残っていた身としては有り難い。とてもあっさりしていて、温かい朝ごはんであった。
(朝からラーメンを朝ごはんにしちゃうのも既にフェステンションな気がする)

とりあえずひと通りのフードエリアを把握しておこうと会場内を散歩。早く着いたからこその楽しみ方や!
そしてとりあえずビール!

一緒にソーセージも食べたのにソーセージの写真は撮り忘れたよ!
端に映る紙袋がソーセージの入れ物。

会場内でアルコール飲料もOKになったんだねえと感心。
(飲めないアルコール含有の液体は溢れかえってるけどな!!)
ビールだけでなく酎ハイやカクテルもラインナップとして揃えられていて、食べ歩きや飲み歩きはできないものの、限定されたエリア内では飲食できるし、飲酒もできる。
(この会場の特性上、人工芝があるから以前から飲食エリアと観覧エリアは明確に分けられてそうやけども)
かつての風景が戻りつつあるな〜と思った瞬間。

ラーメンを食べ、ソーセージを食べ、ビールを飲んで開演も待っていた。なんなら開演してもちょっと飲食してた。オープニングアクトの最初の音は遠くから聴いてた。だからいきなり最初のアクトから途中から観覧。




優里

最初のアクトは優里。
「ピーターパン」からスタート。この曲の終わりの方から見始めた。「ピーターパン」は結構好きな曲だから、結果的に聴けて良かったけど頭からしっかり聴いておけばよかったなとちょっぴり後悔。
王道な有名曲「ドライフラワー」をちゃんと聴けたのも良かったし、この時間はまだ問題なく晴れていたから芝生に座って聴いていた。芝生に座ってのんびりと音楽を楽しむのもフェスの醍醐味だし、ゆるっとした感じが心地よい。歌詞の内容的には切ない曲ではあるんだけど、野外での音の響きは会場に優しい空気感を醸し出していたように思う。
しかし、この空気感はあっという間に一変する。
突然粒の大きめの雨が降り始めたのだ。屋根のあるところへ避難する人もいたが、私はある程度までそのまま聴いていた。最後の曲「ベテルギウス」を聴きながら途中離脱はしたものの、新曲の「うぉ」も一応聴いた。「うぉ」と優里が言った時に会場が一瞬ん?今なんて??と微妙な雰囲気に包まれたのはおもしろかったw 「うぉ」は雨乞いソングだったのかな?

優里を途中離脱し、向かった先はグッズブース。オフィシャルグッズを販売しているところで雨合羽も販売していたこともあり、人が殺到していた。同行者である友人も駆け出していった。
しかし、私はオフィシャルグッズの方へは向かわなかった。
私は出演する各アーティストがどんなグッズを販売するのかを前日までにチェックしていた。
私は知っていたのだ。
HEY-SMITHのグッズにレインポンチョがあることを!!!!!!!!

出典: https://twitter.com/hey_smith_japan/status/1522743018091995137?s=21&t=9xtQOLV7TQ2N9IgfY3_jDQ

私の下調べ能力に感謝!前日までの私に感謝!
みんな知らなかったのか売り切れる前に購入できた。¥5900はちょっと高いが、これがあれば今後のフェスにも使えるし、何よりHEY-SMITHのグッズだからかっこいい!(適当)

だが、何事もトレードオフなのだなあ…
と思うことが起きた。ポンチョを着るためにスペースを探して駆け回っている間にタオルを落としてしまったのだ。朝買ったばかりの、さっき買ったばかりのオフィシャルグッズのタオルをどこかへ落としてしまったのだ。グッバイ¥1500のタオル…
10-FEETのタオルを持ってきていたからタオル難民にならずには済んだ。
オフィシャルグッズを失ってしまったものの、繰り返し使えて雨風も凌げてかっこいいポンチョを手に入れた!オフィシャルだけでなく、各アーティストのグッズの事前チェックの重要性を認識させられた。
結果的にポンチョのおかげでこの後繰り返し降ったり止んだりする気候にも対応できたし、夕方になって寒くなってきた時にも暖かく身を覆ってくれた。
今後も野外イベントへ行く時には欠かせない持ち物のひとつになった。
めちゃくちゃ良い買い物した!

ポンチョの話はこれくらいにしておいて、次のアクトのお話へ。



秋山黄色

地味にだいぶ楽しみにしていたアーティストの1人。今年に入ってだいぶ聴いている。「約束のネバーランド」のアニメの曲「アイデンティティ」が入り口であったものの、過去作品も聴いてすっかり聴き惚れていた。特に最近は「Caffeine」がお気に入りだった。その「Caffeine」を生で聴けてライブならではのバンドサウンドによるイントロはとても良かった。
ソロアーティストがライブでサポートバンドメンバーと奏でる音は決して音源では聴けないから貴重だよなと思っている。米津玄師なんかもそう。
「見て呉れ」も「ナイトダンサー」も他の曲も何もかも良かったが、特に良かったのはMCだ。パンデミックになってから、ライブができなくなっていろんな苦悩があったのだということ、アーティストは気ままに作り続けるが、披露する場は当たり前には存在しないということ、リスナーやオーディエンスの存在があってはじめて成り立つことへの感謝の気持ちを語ってくれた。
雨が降った後でびしょ濡れなオーディエンスを見て、自らも水分補給用の水をかぶってびしょびしょで歌っていた。
最後の「シャッターチャンス」のアウトロは体を大きく揺らし、転んでしまうくらいに全力だった。全力を出し切った狂乱ぶりを見て益々秋山黄色を好きになった。
いつかどこかで「サーチライト」を聴いてみたい。




ROTTENGRAFFTY

みんな大好きロットン!と言いつつ、私は有名曲しか知らない。ロットン結成20周年の2019年に行われたポルノ超特急に行ったにもかかわらず、私はそんなに詳しくない。
ただ、ライブが楽しいことは知っている。
ポルノ超特急へ行った時はロットンの前の10-FEETまでに力を使い果たして後ろから見ていたけども…
そんなロットンははじめからエンジン全開だった。前方エリアなオーディエンスも全開だった。KAZUOMIが演者として退き、プロデューサーとしての立場から関わっていくことになる発表をしたにもかかわらず、JAPAN JAMはロットンに出てよ!とオファーしてくれたんだとNOBUYAは言っていた。

紆余曲折ありながらも進んできたロットンの分厚いパフォーマンスはやはりかっこいい。
個人的にはエレクトリカルなサウンドもかっこよくて好きだ。
会場内からも愛されてるんだなあというのがいろんなところで見受けられた。ロットンのTシャツを着ている人も多かった。
またこんな形でロットン愛を垣間見ることもできた。

朝訪れた時に上段の10〜12回のところに"610"と記されていた
夕方再び訪れると他にも色々追加されていた。

「響く都」からの「金色グラフティー」をやったが、時間が余り最後+で一曲やって終わった。
もっとロットンの曲勉強してまたライブ見たいなと思ったよ。ポルノ超特急もいつかリベンジしてみたいね。



SCANDALが始まる頃に再び強く雨が降ってきたのと、SCANDALの次のyama以降途中休憩できないタイムテーブルになっていたため、SCANDALは見ずにお昼休憩。

台湾ルーロー飯とビール

こういう丼ものはフェス会場で食べると特においしいし、野外だと米とビールだろうが意外とどうでもよくなる。
ポンチョのおかげで濡れてるベンチでも何も気にすることなく座ることができる。
結果的に友人と合流するために移動して別場所で食べることになったが…w



yama

今回のラインナップの中でも特に楽しみだったyama。1年前にもここJAPAN JAMで見ていたので、2年連続で同じ場所で見れるということが素直に嬉しい。
おそらく、1年前のJAPAN JAMがyamaにとって初ライブだったんだと思う。それゆえに、とても緊張している様子で曲だけやり、一切のMCをせずにステージを去っていった。初期のライブへの苦手意識全開の米津玄師を知っているからまあそうだろうなとは思っていた。
しかし、今年は違った。顔は隠していて見えないものの、ライブをとても楽しんでいるようだった。オーディエンスへ手拍子を促し、手拍子の様子を眺め、リズムにも乗る動きを見せた。1曲終わるごとに“ありがとうございます”と感謝の言葉を発することも昨年はなかった。きっとyamaにとって変化の多かった瞬間なのだろう。

「a.m.3:21」のベースラインがとても好きで、音源で聴いていても好きだし、生音となると格別だ。もちろん「春を告げる」も最高である。個人的には「あるいは映画のような」が好きだ。オーディエンスに合いの手を求めていて衝撃を受けたのも「あるいは映画のような」だった。昨年よりも明るくなり、ライブとして形を成していた。今後どんなパフォーマンスに変わっていくのかまで楽しみになるライブをするアーティストだ。最高!

yamaは音楽活動を始めるまでライブというものに行ったことがなかったらしい。最後の曲へと向かうMCで

ずっとライブが苦手で、人前に立つのが怖かった。でも去年このフェスに出た時に見えた景色が今も焼きついてて、初めてライブが楽しいって思えた。そのフェスに戻ってこれた。

このMCを受けて始まった最後の曲「世界は美しいはずなんだ」はyamaの表情は見えないけれど、内側からの強いメッセージを感じた。この1年いろんなところで立ってきたステージで文字通り“世界は美しい”と実感してきたのだろう。“世界は美しい”と思えるようになったのだろうと感じさせてくれる明るい終わり方だった。
来年もJAPAN JAM出てほしいな。そしてまたyamaの出る日に行きたいな。



あ、そうそう!yamaのライブが今回の私にとって最初の前方エリアだった。昨年は抽選も何もなく、前方エリアは早い者勝ちだった。あれはあれでいいのかなと個人的には思っていたが、早い者勝ちというのは"機会不平等だ"という声がおそらくあったのだろう。"抽選"という来場者なら誰でも申し込む機会が与えられ、その上で抽選をして当選しなかったら前方では見れないということに対してなら納得できる!という人がいることにも納得はできる。今回は事前抽選で当選した人たちだけが前方で見れるというシステムだった。1人につき、5候補分申し込むことができ、私は5候補全てで当選したので1日に5アクト分前方エリアで観覧することができた(思ったより当選できてびっくりしたw)。5アクトのうち、4アクトが連続していたので移動時間がシビアで途中辛かった…w
前方エリア用の電子チケットが用意されて、電子チケットを表示されている画面を提示すれば入場できる仕組みだった。画面さえ表示できれば入場できて楽だった。しかし、諸々のチケットやマップ等がJフェスアプリで完結しているのに、前方エリアのチケットはブラウザじゃないと表示できなかった。せっかくアプリを用意して運営しているのであれば、前方エリアのチケットもアプリ内で完結させてほしい。
あと、画面を表示すればいいだけなのでスクリーンショットを表示してもおそらく入場可能だったと思われる。なので、本来チケットを持っていなくてもチケット当選者からスクリーンショットをもらうことで入場できてしまいそうだなと思った。そのスクリーンショットに対して転売をかけることもできてしまうだろう。なので、イープラスの電子チケットのように入場の際にスマホでワンアクション必要な仕様にしたほうがいいのではないかと思う。そのためにも、アクト間の時間の幅をもう少し広げた方がいい気もする。
※あくまで個人の感想です




HEY-SMITH

やってきましたHEY-SMITH!
前方エリアの話をした直後だが、yamaから4アクト連続前方エリアだった。
パンデミック前からHEY-SMITHは見たことあるものの、初めて前方で彼らのパフォーマンスを見ることができた。だけど、パンクなサウンドに合わせて踊りたくなるような彼らの曲は前方でキツキツで見ているよりも、後方で好き勝手踊っている方が楽しいかもなと思った。移動時間が足りず、アクトが始まった数十秒後に自分の席に到着したが既に左右に人がいて入り込みにくかった。それならば、後ろで好き勝手に踊っているというのもひとつの選択肢としてアリなのかもしれない。

HEY-SMITHは1曲毎の時間が短いため、披露した曲数が多かった印象だ。
そんな中、

来年は大声で一緒に歌おう

と言いながら披露された「Summer Breeze」はとても爽やかで良かった。あと、生音で「California」を聴けたのは嬉しかった。2019年の京都大作戦で猪狩が肺気胸で出演できなくなった時に、coldrainのMASATOが代理で歌っていた「California」しか聴いたことがなかったが、はじめて猪狩が歌う「California」を聴けた。(HEY-SMITHのヘルプで見たMASATOではなく、coldrainとしてのMASATOを聴かないといけないね)
全然関係ないけど、満のライブ中の動きは終始ラリッてんの?と言いたくなるくらいめちゃくちゃで面白かった。生まれたてのヤギのようにプルプルしてるのは面白かったし、ライブに全力を注いでるのが伝わってきた。
先日、発表のあったかなすもステージを伸び伸び楽しむようなパフォーマンスでとても良かった。
イイカワケンの煽り方も最高だった!猪狩よりもイイカワケンに目がいきがちだった。

だが、やはり猪狩のMCはよかった。

本当はこの曲をやらない世の中の方がいい。でも家に帰って最初に見るニュースはこれや。「ミュージシャンが政治を語るな」とか知るか!パンクバンドとして、人として、悲壮を届けたい。

このMCを受けて始まった最後の曲「Stop The War」
一刻も早くこの曲をやらなくていい世の中になることを心の底から祈りたい。



ヤバイTシャツ屋さん

前方エリア3回目。そろそろ移動疲れが出てきた頃だ。
しかし、行かねばならぬ。
お決まりのSEで入場してくるメンバーたち。あのSEのゆるさから一気に“速くてうるさい曲”へと切り替わっていく様がたまらない。
1曲目は「あつまれ!パーティピーポー」HEYーSMITHから続々と集まってくる人たち呼び寄せるような始まり方だった。
地味にじわりときたのは「癒着☆NIGHT」が始まる時に小山が新曲と言っていたのを私は聞き逃さなかった。“新曲ちゃうやん”と内心ツッコんでいた!
“知らない曲も知ってるつもりで”楽しんだ(知らない曲はほとんどなかったが…)。

小山が突然オーディエンスに“座れ!座れ!”と要求し、そっからしばらく何も言わずに会場の雰囲気が困惑していた。しばたももりもとも少々慌てていたが、小山が要求したのはウェーブだった。後方から前方にウェーブを起こし、前方まできたらおっきな音を鳴らして次の曲へ入るやつやりたいと言い出してやることになった。実際にやってみると大盛り上がりで最高だった!

「げんきもりもり!モーリーファンタジー」も面白かった。もりもとが歌っているのも面白かったし、真ん中のモニターに終始もりもとが写り続け、ずっとカメラを向けられ続けているもりもとが若干困り気味な様子がじわじわと面白さを掻き立ててくれた。

そして、新曲「ちらばれ!サマーピーポー」もやってくれた。絶対やるだろうと思っていたので、事前に複数回聴いてライブでちゃんとのれるようにしておいた。やはり、予習は大切である。

ヤバTはおもしろエピソードが尽きないのがいいところで、もりもとが女王蜂のメンバーと間違えられて楽屋へ案内されたというエピソードがめちゃくちゃおもしろかったwww ※女王蜂はこれに関して何も言及しなかったのも後々じわりときた

ヤバTとなると、ライブの感想というよりもコントを見た感想みたいになってしまうが、それが彼らの良さなのだと思う。うるさくて速くておもしろい曲を鳴らし続け、真剣にふざけるのがヤバTらしくて好きだ!



女王蜂

遂にやってきました女王蜂。前方エリア4連続のラスト。そして今回の私のお目当て。昨年のJAPAN JAMでようやく生パフォーマンスを見ることができて、今年もJAPAN  JAMへ出てくれるということでとても楽しみにしていた。

昨年はすっかり暗い時間帯のパフォーマンスだったが、今年はまだ明るい時間帯でのパフォーマンスだ。結論から言うと、全てが圧巻だった。入場、衣装、演者の仕草や目線の全てがすごかった。ライブを見ているというよりもミュージカルを見ているかのようなステージだった。アヴちゃんの動きや目線は演技を見ているようでとてもかっこよかった。吸い込まれるような、引き込まれるような目線を目の前で見れたことがとても嬉しかった。女王蜂の時の前方エリアの席が1番ステージに近くて真正面だった。サイドにしかスピーカーがないと思っていたが、正面にもあり、正面からは低音が強めに出ていた。ベースの音に身体ごと打ち抜かれそうなくらい響いてきた。身体の芯にまで低音が響いてくる感覚がライブに来ているんだなということを強く感じさせてくれる。やしちゃんのベース最高!!!!となっていた。アヴちゃんの妖艶な美しさに魅了されつつも、やしちゃんの綺麗さにも惹かれていた。ひばりくんのギターソロもかっこよかった。3人の後ろに構えるルリちゃんもよかった。「夜天」をやっていたら、ルリちゃんの歌う部分も強調されて聴こえたんだろうけど、今回「夜天」はやらなかった。ちょっぴり残念。今回、ステージの前方で見て女王蜂のメンバー全員が綺麗だなと改めて思った。アヴちゃんばかりがフォーカスされがちだが、他のメンバーも非常に美しい。

いけない。全然音楽の話をしていない。
「火炎」のイントロや途中のラップは生で聴いた時の迫力がとてつもない。
昨年聴いた時にも衝撃を受けたが、「BL」のラストのハモり。あのハモりがとても綺麗でクオリティの高さをまざまざと感じた。
そして「ヴィーナス」からの「失楽園」の流れは昔から聴いている身としては最高でしかなかった。新しい曲も好きだが、「ヴィーナス」や「失楽園」のような曲はいつ聴いても好きだ。特に「失楽園」はずっと好きな曲なので昨年も今年も聴けて本当に嬉しかった。
そして最後は昨年と同様に「Introduction」“終わりの始まり”というやつなのか。“いつしかくたばるその前にIntroduction”という歌詞の通り、生きてるうちに何事も始めてみよ!という女王蜂からの強いメッセージなのかもしれない。
今回の女王蜂のパフォーマンスを見て、ワンマンで見たい気持ちが強まった。女王蜂の曲の中には過激なものあり、きっとワンマンや対バンでないとできないような曲もあると思う。特に「告げ口」はその筆頭なんじゃないかなと勝手に思っている。だけど聴いてみたい。それならばワンマンへ行くしかない。機会を見計らって行きたいと思う。過激ではないが「緊急事態」という大好きな曲もいつか聴いてみたい。

この夏行くことを決めたSUMMER SONIC2022にも女王蜂は出演するようなので、サマソニでも絶対観たいと思う(タイテ被りしないことを祈る)。



ちゃんと観ようかなと思っていたVaundyだったが、前方エリア4連続で少し疲れてしまった。水分補給をしたかったし、お腹も空いていた。だから一旦休憩。
食べながらVaundyを聴くことにした。

パフェ!写真では伝わらないが意外と小さかった。同行者が食べていた削りいちごの方が大きくておいしそうだった…でも味はよかったよ。

甘い物を食べたらしょっぱいというか、味のしっかりしたものを食べたくなった。

ホルモン焼きとビール!疲れた体にアルコールはちょいと聴いたが、軽くアルコールの入った状態でVaundyのステージへと向かった。丁度、最後の曲で「怪獣の花唄」だった。結構好きな曲だったから嬉しかったし、ステージの裏側で飲食してたから曲はずっと聴こえていた。
サマソニにも出演するようなので、夏はちゃんと見ようと思う。


この後、スピッツとスキマスイッチが続くのだが、10-FEETに備えてあまりちゃんと見ていない。スピッツこそちらりと見たものの、スキマスイッチに関してはステージのところにまで行ってすらいない。

前方エリア4連続で疲れてしまったのと、最後の10-FEETに備えて力を再度蓄えようと思ってた。
なので、食べたり飲んだりしていた。
スキマスイッチを聴きながらレッドブルウォッカを飲んでいた。

日が暮れて段々と暗くなる。フェスが終わりに近づいていく。
朝は雨が降ったりもしていたが、気づけば雨は止んでいた。
だが、日が暮れてきて気温も下がり、寒くなってきた。朝から羽織っていたポンチョが防寒着の役割を果たしてくれていた。ポンチョがなければ寒さに震えていただろう。
1日通してポンチョに感謝。

ここで再度前方エリアについて言及しておく。
今回の事前抽選によって前方で見れるかどうかを決める仕組みは機会平等だし、地蔵ーお目当てのアーティスト何アクトも前から前方で待機してる人たちーのような早い者勝ちではなくなったので評価できる。
だけど、連続になると疲れてしまうので、申し込む側もタイムテーブルとの兼ね合いが必要だと思う。
前方エリアで見る権利を得ただけで、必須ではないので前方エリアに当選したものの、前方エリアに行かないのも個々人の判断に委ねられている。
なので、前方エリアに行かないのも選択肢としてアリだ。だけど、自分が当選しているということは裏を返せば自分ではない誰かが落選しているということでもある。だから、事前に前方で見たいと思って申し込んだのであれば、余程の理由がない限りちゃんと前方エリアで見た方がいいのではないかと思う。
ライブのチケットをとったものの、行かないのも個々人の自由だが、自分が行かないことで行けたかもしれない誰かが入れなかったということと同じだ。
あくまで私のモラル観として許容し難いところだったのでちょっと言及させてもらった。
基本的には、機会平等でかつてのフェスシーンでよくあった地蔵を防ぐことができるし(ビッグネームのアーティストが出演するフェスではよくあった光景)、フェス初心者でも安全且つ快適に前方エリアで見れるというのは本当に素晴らしい仕組みだと思う。おそらく、これは夏も継続されるのかな?もしかすると、ロッキング・オン主催のフェスではスタンダードになっていくのかもしれない。



10-FEET

ラスト。10-FEET。いつものお決まりのSEから始まる。
この時にタオルを掲げるために私は10-FEETのタオルを持ってきていた。
スクリーンに沢山のタオルが掲げられている光景が映し出される。こんなにも沢山の人がいるんだなあと改めてしみじみ思う。あのシーンだけを見たらかつてのライブシーンと大差ない。

いきなり「goes on」から始まり、いきなりアクセル全開!かつて京都大作戦で見知らぬ人たちと肩を組んでぐるぐると回っていたことを思い出した。
前半は「ハローフィクサー」「アオ」「シエラのように」といった比較的新しい曲が多かった。
「アオ」と「シエラのように」の間にやった「蜃気楼」がとてもよかった。
NAOKIのコーラスの部分をみんなで歌えてた京都大作戦の光景を思い出す。


10-FEETを最後に見たのは2019年12月のポルノ超特急だった。同年の11月にはワンマンライブにも行っている。
それでももう2年くらい空いている。
それなのに不思議と久しぶりな気がしなかった。ついこの前も見たような感覚でライブを楽しんでいた。初めてでも久しぶりでも包み込むような、TAKUMAの優しい言葉がそう思わせてくれるのかもしれない。

だけど、それだけではなくおもしろさもしっかり兼ね備えている。無意味にしゃがませて立たせたり、オーディエンスに一斉に指パッチンを要求したりと会場が和やかになることをいつもやってくれる。その時のTAKUMAの笑顔がたまらない。

おもしろさで言えば、ヤバイTシャツ屋さんが途中セッションしにステージに上がってきた。
ヤバTは10-FEETのトリビュートアルバムに名前を連ねていたし、同じ出演日だしもしかして…?と心の片隅で思っていたはいた。思ってはいたが、まさか本当に現れるとは思っていなかった。
セッションした曲はこれ。

この曲通りではなくライブならではの部分はあったがとても良かった。TAKUMAがヤバイTシャツ屋さんのことを"ヤバイT"と呼んでいるのが地味に面白かった。その略し方自分しか言ってへんで!とツッコミたくなった。

10-FEETの持ち時間としては1度ステージをはけてアンコールとして再度登場するように時間設定されていたようだが、アンコール抜きでステージをはける時間すらもパフォーマンスに充てるということでぶっ通しで続いた。1分1秒でも長くステージに立っていたいという彼らの想いが強く伝わってきた。そんな中でやった「ヒトリセカイ」は本当に最高だった。普段から「ヒトリセカイ」はよく聴いてる曲でイントロから終わりの始まり感があってとても好き。

最後の曲へと向かう前、スマホのライトを点ける
ことを要求し、スマホのライトと共に後方から前方へ向けてウェーブをし、前方へ戻ってきて曲へと入っていく流れのはずだった。はずだったのに、Kouichiが自分のスマホのライトも点けるという渾身のボケをかました。こういうところが10-FEETの良いところ。
更に"ライバー","ライバル","リベル"と敢えて読み間違えるというTAKUMAのボケから始まった「River」
ボケて始まってもしっかり盛り上がる10-FEETと私たちオーディエンスとの信頼関係みたいなものを感じた。こういうボケを堂々とできるのは演者とお客の間に信頼関係があるからだと思う。
ライブができなくなっても、暴れられなくなっても音を通して私たちは繋がっているんだなと改めて強く実感した。
いつかまたみんなで声を出して歌えるライブシーンに戻った時、熱い想いをぶつけてきてくれた10-FEETに感謝の気持ちを伝えるために思いっきり歌いたい。周りのみんなと肩を組みながら回りたい。

あと少しのところまでライブシーンは戻ってきてるんやな!と思えた。
音楽のちからってやっぱすごいやん!と思えた。
それは10-FEETがトリだったからもしれない。京都大作戦ではないけれど、ここ太陽ヶ丘かな?と勘違いするくらいにいいライブだった。
いつかまた太陽ヶ丘へ行くと千葉市蘇我スポーツ公園に誓った。




10-FEETのライブが終わり、みんなが帰路へと進む。人がどんどん減っていくSKY STAGEに残り、しばらくぼんやりしていた(出口に人が殺到していてすぐに出れそうにはなかった)。
長かった1日が終わるという寂しい気持ちと、1日ちゃんとフェスを開催できたという喜びが湧いてきた。今回、私が行った日はJAPAN JAMの最終日だった。10-FEETのライブまで無事に終わったということはJAPAN JAMを無事に開催しきることができたということを意味する。

昨年は初日に来ていたから、ライブシーンにとっての新たな始まりに立ち会えたような気持ちだった。だけど、今年はだいぶ戻りつつあるなと実感できたし、ひと段落するところまで見届けることができた。
会場のオブジェやスタッフさんのアナウンスからも、"また夏ここで会いましょう"という気持ちが至る所から伝わってきた。私も夏にまたここへ来たいなと思った。
今年も昨年と同じ同行者と来場することができた。同行者からも感謝された。楽しんでもらえたようで私も嬉しい。ライブというものがすごいパワー持っていて楽しい空間であるということを広め、リピートしてもらえたことが一音楽ファンの1人としても嬉しい。こういう人を少しでも増やしていきたいなと思った。


夏には同じ会場でROCK IN JAPAN FESTIVALが開催される。

出演するアーティスト次第にはなると思うが、参加を前向きに検討している。更には、恋人も一緒に連れてきたいなとも思っている。
今の恋人にも音楽フェスという空間を味わい、楽しんでもらいたい。

また少しずつ感染者も増えているようだけれども、やっと進み始めた音楽シーンが、ライブシーンが無事に回り続けていってほしい。
そしてまた夏ここで熱狂を感じよう。

ありがとうJAPAN JAM

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