子どもにゲームを遊ばせる親からのCESA声明への感想


(最初にお断り。香川県のゲーム規制条例については反対です。しょうもないことするなぁ、実効力を持たないんじゃないのかなぁ、と思ってました)

なんですが、↓この記事からCESAの声明を見て、あまりに建前だけで、これまたしょうもないので、ついひとこと書きたくなってしまいました。

「保護者と相談して未成年者が主体的にルールを作ることを推奨しています」という文言は美しいし、その事自体に異論はありません。けれど、実際は、CERO云々に関わらず、各家庭がそれぞれに対応する「しか」ないのが現状だと思います。

例えば、「スーパーマリオオデッセイ」のCEROレーティングは「B」。
12才以上。(当時、これはなぜ?と話題にもなったと思う)

「スーパーマリオオデッセイ」は(もちろん)小学校低学年から人気で、親だってSwitchを買ったら当然遊べると思うでしょう。
でも、真面目にペアレンタルコントロール設定したら、小学校5年以下は遊べない。いや、そりゃあないよねー。「スーパーマリオオデッセイ」は遊ばせてあげたいよね…。
結果、ペアレンタルコントロールの設定を、子どもの実年齢より上に設定せざるをえなくなる。

かたや「フォートナイト」は「C」=15才以上。
これは、内容的に15才以上とするのはまぁ妥当でしょう。(個人的には12才でもいいかな…とは思うけど)

でも、基本無料ということで、安易に小学生に遊ばせてしまう親が少なくないです。
また、コロコロコミック誌上では、マリオ等と同様に「フォートナイト」の情報がたくさん展開されています。けっこういい感じの付録もあったりするし。

友達が遊んでいる。
コロコロにもいつも載っている。

これで小学生に興味を持つなつっても無理ですわな。遊びたくなるよねぇ。
(ウチはそれでもずっと禁止してました。レーティング云々というよりは、個人的な考えで、人vs人で撃ち合うゲームに早くから触れさせたくなかったからです。でも小5になる目前で解禁しました。)

個人的には、CEROのレーティング審査は硬直化していて、結果的にレーティングを無視せざるをえない状況に消費者を追い込んでるという点で最悪だと思う。
人気があるからという理由(かどうか知らないけど)でフォートナイトの記事を載せ続けるコロコロコミックもどうかと思う。
ペアレンタルコントロールなんて意識を持たない親が、「基本無料」というだけでいろいろなゲームを小学生に与えてしまうのも、困ったものだと思う。

とはいえ、悪いヤツ探しをして糾弾したい訳ではなく、それぞれに考えてやるしかないよねぇと思ってはいます。

ただ、こんな風に混乱している現実と見比べると、CESA他が出した声明は、紋切型の建前にしか見えず、役に立たんなぁ…と思ってしまいました。

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