【コーヒーっぽい苦味が特徴】スタウトは黒ビール好きが絶対飲むべきビアスタイル!
こんにちは!光太郎です。
今回は「スタウト(STOUT)」というビアスタイルをご紹介していきます。
みなさんはスタウトをご存知でしょうか?
もし知らなくても、ビールが好きな人ならおそらく目にしたことがあるビアスタイルだと思います。
スタウトについて、またはいろいろなビアスタイルについて詳しく知りたいという方は最後まで読んでみてください!
スタウトはポーターから生まれたビアスタイル
スタウトは、実はイギリス発祥の「ポーター」というビアスタイルから生まれています。
スタウトとは「強い」という意味。
つまり簡単に言うと、「アルコール度数の強い(高い)ポーター」がスタウトのことなんです。
元々イギリスではポーターが飲まれていましたが、より美味しいビールを求めるのは今も昔も変わりません。
徐々にアルコール度数の高いポーターが作られるようになりました。
それを今までのポーターと区別するために「スタウト・ポーター(強いポーター)」と呼ばれるようになります。
時間が流れ、ギネス社の「アーサー・ギネス氏」がスタウト・ポーターを改良して作ったのが今のスタウトの原型となっています。
※ギネス社というのは「ギネスに挑戦!」などでよく耳にするあの「ギネス」のことです(^^)
スタウトの特徴
以下にスタウトの特徴をまとめました。
発祥国
→イギリス(アイルランド)発酵方法
→上面発酵ABV
→5%程度味の特徴
→ローストしたコーヒーのような苦味と酸味適温
→12℃程度合わせたい料理
→ビーフシチュー、味噌煮込み
スタウトはいわゆる「黒ビール」。
深入りしたコーヒーのような味が特徴で、コーヒー特有の苦味や酸味を感じられるビールです。
しっかりした味のソースがかかった肉料理や肉汁が溢れ出る肉料理など、お肉と合わせることで至福の1杯となるでしょう。
ラガービールのように冷やしてごくごく飲むより、やや「ぬるめ」の温度でゆっくり飲むのがおすすめ。
香りや味に深みが出ていい感じですよ〜。
スタウトといえばギネスが有名!
先ほど述べた通り、スタウトはアーサー・ギネス氏が誕生させたビールです。
「ギネスビール(GUINNESS)」は日本でも有名な黒ビールですが、これはもちろん世界的にも有名。
どこの国に行っても飲める高品質なスタウトです。
各国・各地域で飲まれるギネスビールは、アルコール度数が違うのだとか・・・
日本で飲める缶または樽生は「ギネス ドラフト」という名称で、アルコール度数は4.5%くらいになっています。
それに対してボトル(瓶)で販売されているギネスは「ギネス エクストラスタウト」という名称で、アルコール度数は5%。
アルコール度数はわずかな差ですが、ドラフトとボトルでは風味の複雑さが違います。
飲み比べてみてもいいと思いますよ!
※ちなみにギネスのビアスタイルは「アイリッシュ・ドライスタウト」と呼ばれています。
他にもある!スタウトの種類
スタウトはギネスに代表されるドライスタウトだけではありません。
他のスタウトの派生系スタイルにも軽く触れておきましょう。
ミルクスタウト
「クリームスタウト」とも言います。
スタウトをつくるタンクに仕込みの段階で乳糖を加え、甘味を増したスタウトです。
19世紀のイギリスで労働者の栄養補給のため、昼食時にミルク入りのスタウトが配られていたことが始まりだとか。
ビールは他国では「液体のパン」などと呼ばれ、同じく栄養補給用の飲み物とされていた記述もあります。
このあたりは各国同じなんですね。
ビールってすごい!
オートミールスタウト
オーツ麦を加えて作られたスタウト。
ほんのりとした甘い風味が特徴で、スムースな飲み口になっています。
普通のスタウトよりさらにぬるい温度のほうが、風味が強くなっていい感じでしたよ。
インペリアルスタウト
「インペリアルロシアンスタウト」とも言われます。
ロシアへ輸出するためにイギリスで製造され、ロシア皇帝(インペリアル)のために作られたとも。
ちなみに、ビアスタイルに「インペリアル」や「ダブル」「トリプル」などとついているのはアルコール度数が高いものです。
インペリアルスタウトのアルコール度数は9%程度とけっこう高いのでゆっくり飲みましょう(^^)
締めのビールにスタウトはいかが?
この記事ではビアスタイルの1つ「スタウト」について解説してきました。
おさらいすると、
スタウトはイギリスのポーターから派生した黒ビール
スタウトは「強い」という意味
スタウトの有名なビールといえば「ギネス」
等でしたね。
スタウトはやや「ぬるめ」の温度で楽しめるので、締めの1杯をゆっくり味わいたい人に向いています。
黒ビール特有のコーヒーのような苦味の香ばしさや、モルト(麦芽)からくる甘みを感じられるビアスタイル。
特に秋の夜長や冬の肌寒い日には、スタウトビールを飲んでその日を終えるのがいいのではないでしょうか?
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