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電験三種⑦ ~電力分野:原子力、新エネルギー、変電~

こんにちは、Kotaroです。
本日も電力分野に関する内容です。
水力発電と火力発電以外の発電分野はそんなに内容がボリューミーではありません。

原子力発電は名の通り核反応で生じるエネルギーを使って発電するシステムです。
受験者の中には思想的にあまり勉強したくない人がいるかもしれません。
しかし、内容が少なく、計算問題もアインシュタインとエネルギーの関係式しか出ないのでやっておいた方がいいと思います。簡単ですし。

新エネルギー分野ですが、こちらの方がやっかいです。
新エネルギーは太陽光発電、風力発電、燃料電池、バイオマス、地熱などなどたくさん出てきます。
計算問題はそこまで出てこないですが、最低でも1問は新エネルギー分野から出るのでやっておくに越したことはないです。
バイオマスや地熱は出ても単純な知識問題なのでテキストの暗記で今のところは十分です。

変電分野ですが、個人的には電力分野で一番難しいかなと感じます。
なぜ難しいかと言うと、理論分野、機械分野、法規分野に出てくるような問題が出てくる複合的な分野だからです。
既往問題の形を変えて出題されることが多いですが、実務でも変電設備をいじる職種って限られていると思いますのでここの対策は結構大変です。
幸いそこまで量が多くないので少し早めに対策をしておくことで点数をもぎ取れるんじゃないかと思います。

ここでこれらの分野のポイントを書いていきます。


①イメージを大切にする

水力発電と火力発電の分野に引き続きここでも大切なポイントとなります。
今回の発電システムではそこまで範囲が広くないので一度覚えてしまえば得点に直結します。
原子力発電のシステムはそこまで複雑ではないですが、イメージがしにくい人のために動画を載せておきます。
原子力や新エネルギー発電は特性上、内容が乏しく、またノイズも多いため動画検索や情報収集する際はお気を付けください。

変電分野は動画を見て学ぶことは無かったのですが、今は関西電力さんがとてもいい動画を挙げてました。
結構面白いので是非ご覧ください!

②トレンドを掴む

特に新エネルギーに関して言えることですが、時代によって流行りや廃りがあります。
僕の受験時は太陽光発電がアツかったので当時も試験に出てきました!
普段からニュースなどで、どの新エネがトレンドなのか把握しておくようにしましょう。
今は燃料電池や風力発電の方がアツい気がします。

③理解してから戻ってくる

変電分野では先ほども述べたように他分野にも関わりの深い複合的な分野です。
変電分野を勉強していて理解しづらかった部分が他の科目の勉強を通して理解できるようになることがあります。
(例えば、変圧器の仕組みを機械分野で学んでから戻ってくると結構簡単に感じたりしました。)
捨てるとはまた別の視点ですが、どうしても理解できない部分は一旦飛ばしてから戻ってきてください。

④実務系の本を読む

変電分野で最大の関門は設備装置の多さと複雑さにあります。
ここは実務で結線図を読み慣れていないとイメージが付きづらいかなと思います。
身近な装置の結線図を読んだり、結線図に関する本を手に取ってみるのはいかがでしょうか。新電気もオススメです。
ただ、結線図は本筋の内容ではないため、あくまでも時間に余裕がある場合にのみ取り掛かるようにしてください。
気合で仕組みを暗記すれば意外と何とかなります。笑

以上、残りの発電システムと変電分野に関する説明でした。
次回は電力分野のメイン、送配電分野を説明していきます!!

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