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電験三種⑥ ~電力分野:水力・火力発電~

こんばんは、Kotaroです。
理論分野から離れ、今回から電力分野についてお話ししていきます。

電力を学ぶ上で使用したテキストはオーム社の「完全マスター電験三種受験テキスト」です。

このテキストの問題を3回正解するまで周回した後に過去問を解きました。
電力、非常に覚えることが多くて大変でした。
しかも受験当日で頼みの綱だった計算問題が異常に少なく本当に苦労しました。
ただの詰め込み暗記だと意外と点が伸びないので「月刊 新電気」を読んで理解を深めました。
この本、電気と法規を解く上でかなり助けになりました!
お金に余裕があれば是非購読することをオススメします!

はい、では電力の概要について簡単に説明します。
電力は分類が難しいのですが、以下の項目に分類できます。
・発電
・変電
・送配電

発電の内容からお話しますが、勉強の順としては、送配電から取り組むようにして下さい。
理由は毎年似たような問題が出るため、すぐに得点に直結するからです。

今回は発電の中でもウエイトの大きい水力発電と火力発電についてお話しします。
水力発電は発電システムやシステムを構成する部品の知識など幅広く出題されます。
計算は機械工学出身の方なら分かると思いますが流体力学で学んだ式が多く出てきます。

火力発電は水力発電と同じように発電システムや構成する部品に関する知識を多く問われ、計算は熱力学で学んだ式が多く出てきます。

いずれも機械工学出身ならあまり苦ではないと思います。電気系の方の方が苦労するんじゃないかと思います。何度も問題に取り組んで慣れて下さい!
ここから勉強する上でのポイントを挙げていきます。

①映像の力を借りる

正直見慣れない部品が多く出てきて理解するのに時間がかかります。
見たことない物はテキストを読んでも想像できないわけで。
この苦労を吹き飛ばしてくれるのがYoutubeです。笑
僕が分からな過ぎて実際に見たYoutubeのリンクを貼っておきます。

東京電力のYoutubeチャンネル、これ以外にも面白い映像がたくさんあるので時間のある時に他のものも是非見てください。

②計算式を覚える

ここの分野、素直に式に当てはめて解く問題が多いです。
特に水力発電。見慣れない式が多いと思いますが頑張りましょう。
計算する上で重力項のみ問題に示されない場合が多いので9.8の数字は絶対に忘れないでください。

③装置線図とサイクル線図は追えるようにしておく

火力発電で出てくるサイクル線図は初学者にとって非常に覚えにくいものです。
装置線図と対応させてサイクルを追っていくと理解しやすいでしょう。
この時一緒に式も追えるようにしておくとより理解が深まります。

④どうしても理解できないところは捨てる

理論以外の3分野はいずれも範囲が非常に広いです。
電力の発電分野は送配電と違ってせっかく覚えた式や機構が出てこないことがしばしばあります。
どうしても覚えきれないものは思い切って捨ててしまう勇気を持ちましょう。
僕は水力発電だと保護継電器は覚えるのを諦めました!
僕は火力発電の部分は得意だったので捨てませんでしたが、苦手な人は燃焼計算は労力の割には出ないことがあるので捨ててしまってもいいかもしれません。

以上、水力発電と火力発電の説明でした。
次回も引き続き電力分野について説明していきます!!

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