「即レスこそ正義」は本当なのか?

ビジネス書でよく「即レスこそ正義!!」と言われるが、あまり鵜呑みにしない方が良い。そもそも、即レスとは何なのか?これまで自分は、相手の質問に対して1時間以内に返答することだとざっくり考えていた。しかし、この定義で痛い思いをたくさんしてきた。というのも、実務上で短時間で適切な返答をするのは難しいことの方が多いから。

例えば、Webページのリンク先のサムネイル画像選定を依頼されたとき、何となくでやれば10分程度で終わるかもしれない。しかし、
・リンク先にはどんな情報があるのか、
・リンクをクリックした後、期待ハズレにならないだろうか
・他のリンクのサムネイル画像と雰囲気は統一してるだろうか
・etc..
というようにたった1枚の画像を選定するだけでも考えることは多い。こういう思考をサボると「何でこの画像にしたのか?」と聞かれたときに答えることができず信頼を失う。

もちろん、会社の飲み会などの単純な質疑応答の場合は、別かもしれない。しかし、それ以外の場合は、なぜそのような回答をするのか、他にどのような選択肢があって、どんな基準で比較検討したのかを考えた方が物事がスムーズに進む。なので、個人的には即レスよりも遅レスの方が良い結果を生むと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?