こたれと8ミリの話 - ③入手

ここのパートではカメラを買った話とフィルムを買った話を。前の話を読んでない人はぜひどうぞ→  

まずはカメラを

手に入れたカメラはELMOの412-XL macro、8.5-34mmの4倍ズームで開放F1.2、マクロ撮影可能っていうものなんだけど(ってこれは型番からわかる情報!)、デッドストックだったから新品の状態で保管されてたものっていうことになるわけ。
箱はこの通り汚いんだけど、

発泡スチロールを取り出すと取扱説明書になんとエルモクラブの登録用はがきに店頭展示用?のプライスタグまでついていると。こういう昔の紙とか見るのも好きなのでまだ本体を見ていないのにテンション爆上がりである。

ちなみにポーチ?もついてたんだけど出品画像でも示してくれてた通り(親切!)革がべたべたになって袋にくっついちゃってたのでノータッチで…。

そして本体!素材は…わかんないけどマット系でとてもきれい。ジャンク箱に落ちてるやつはもっと金属と革みたいなのが多かったように思うからなんだか新鮮な感じ。

ちなみに上の写真の左下のポケットにはシリカゲルが。防湿だ。

何を説明したらいいかわかんないんだけど、全ては説明書に載ってる!!!のでどうぞ。こういうこと。
俺のは412-XLマクロの方。

こいつは単3乾電池だけを使うカメラで、電池を入れてシャッターを押したらカラカラカラカラちゃんと回ってるぽかった。一安心。
スペックは上の通りなんだけど、そう、これ露出が完全自動なのよね…それの影響はもうちょっと下で話そう。

次はフィルムが必要だ

前回書いたとおりスーパー8フィルムの入手は錦糸町レトロ通販の現像込みのものが一番安い。ラインナップはKodakのサイトにある通り、

・カラーネガ VISION3 50D
・カラーネガ VISION3 500T
・カラーネガ VISION3 200T
・白黒リバーサル TRI-X (D:200 / T:160)
・カラーリバーサル Ektachrome E100

の5種類である。現行品5種類て。Kodakありがとう…。
ちなみにレトロ通販にて現像込みの価格は、E100が8500円、他が6500円くらい。もともと8ミリは映写されるものだからリバーサルをやるのが本来の8ミリをやるってことにはなるんだけど、とは言われたものの流石に高い。
また、カメラにISO(ASA)感度設定ダイヤルというものが特になく、先に挙げた説明書に書いてある感度の中から自動的に選ばれるらしい。つまり現行品のフィルムとしっかり感度が合うカメラがなかなかない。だから一本はとりあえず撮ってみてどう映るかを確認してからマニュアルで補正してあげなきゃいけないらしい。ということは俺のカメラは自動しかできないから露出が全然あってなかったらそのフィルムは使えないということになってしまうわけだ…。

考えた結果、200Tを購入。

こいつはタングステンフィルムというやつで、暖色の人工光下で撮影したときにいい色味になるように設計されてるので、デーライト(昼光)下で撮ったら青みがかった画になる。それを補正するためにカメラにはアンバーフィルターがついていて、それをかませればデーライトでも適切な色味が得られる(らしい)。
でも俺はタングステンフィルムをそのまま外で使ったときの青への転び方が好きなんだ。

開けると白い袋があって、その中にフィルムが入っている。

このフィルムをカメラにセットして撮影というわけだ。

じゃ、撮りに行こっか。つづく

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