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子どもたちはペットボトルの船で航海に出る〜湘南ホクレア学園STEAMの授業

湘南ホクレア学園ではペットボトルの船で子どもたちが航海に出ました!
名付けて、Plastic Bottle Ship Project

直進性の高いかっこいい船ですね

僕が担当しているSTEAMの授業は、
S=Science
T=Technology
E=Engineering
A=Art
M=Mathematics
を全て一緒に学んでしまおうというもの。
その最初のプロジェクトで子どもたちはペットボトルなど思い思いの材料で船を設計し、自らの力で漕ぎ出ました。

意外と一番安定性が良かった

見に来た大人たちは、きっと沈んでしまうか、バラバラになってしまうんじゃないかと思ってたみたいですが・・

一寸法師スタイル

全ての船が、無事に進水成功!
絶対大丈夫と思ってたのは子どもたちと僕だけかな?

見守りのカヤックもしっかり待機

なぜなら、ちゃんと構造計算をしましたからね!
基本的には自主性に任せつつも、
子どもたちのファーストチャレンジを失敗に終わらせるわけにはいきませんよ!
自分の体重を支えるにはいくつのペットボトルが必要か?を計算で割り出し=Mathematics
浮力はなぜ生まれるのか?を学び=Science
重心をどこにもってくると転覆しにくいか=Engineering
素材は何がいいのか=Technology
どうするとかっこいいか=Art
を学んで、自分たちで考えて、作ったんです。

浮力から地球の大きさの測り方まで学んでます

ペットボトルの船から、さらに関連して、
空気にも浮力はあるか?
地球に空気がなかったら、体重は増えるのか、減るのか?
1リットルの水はなぜ1キロちょうどなのか?
古代の人は地球の大きさをどうやってはかったのか?
アルキメデスはどうやって浮力を見つけた?
王冠に銀が混じっていないかどうやって判定する?

といったことを学びました。
大人でもけっこう知らない人多いですよね。
僕は自分が小学校の頃に「夏休みの自由研究」でやってたことをまんまやってる感じで、とっても楽しいです。

次のチャレンジは、今回集めた大量のペットボトルと、
先日みんなで行った畑の脇で切り出してきた竹を使って、
「ウォータースライダー流しそうめん」
をやりたいと思います!

流体力学を学びつつ、
竹でお椀と箸も作ってもらい、ナイフの使い方にも慣れてもらいます。
全ては学び。


お気持ちくだしゃんせ。